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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2025年03月24日

五月

今日は午後から五月の刈り込み
大きい石の脇に小さい石がある
その周りの五月を刈りはじめたら
石が五月に覆われてしまい 小さくなっていた
あら こんなに大きかったんだっけ・・・って感じです
今は強剪定の適期なので少し思いっきり詰めてみた




五月は緑の根〆にはとても使い勝手のいい木で
昔からよく使われています
ただ いつの間にか大きくなってしまうんです
緑の根〆だから花は無視してもいいんだけど
やはり ある程度は花を咲かせたい
そうすると どうしても毎年少しずつ大きくなってしまう
各地の名園でも五月が大きくなって庭のバランスを崩しているケースがとても多いです
時期のいい時に思いっきり詰めるのも必要かと思います
花が咲き終わってからでも大丈夫ですけど早めが木の為にはいいです

  


Posted by ひがし at 22:27Comments(0)剪定

2025年03月23日

梅の剪定

桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿 よく聞く格言ですね
私はそれと全く逆の事を前にも書きました
その時は桜の事でしたが
今回は梅の事を書こうと思います

うちの玄関前に皮一枚の梅ノ木があります
支柱で支えているので倒れませんがかなりふらふらな状態です
梅って強いですよね
そんな状態でも いつも花は良く咲くし
実もたくさんなります





この梅は私が中学生の時に父と一緒に掘ってきました
その時はまだ幹もしっかりしていたと思います

なぜこんな皮だけになってしまったか
まず父は梅切らぬ馬鹿を実践していました
梅の剪定大好きで毎年強剪定していました
太い枝下しをしたりして
そこから段々腐っていったと思います

ただ何もしないと梅は結構大きくなります
広い場所ならいいけど
狭い所に植えたら切るしかないです
そしてちょっと強剪定をすると徒長枝が出る
若木の頃はとくに凄い
幹を腐らせて 樹勢を弱めて
徒長枝が出るのを弱める為に切らぬ馬鹿か (笑)

それを実践してるのが先日の現場
そこの梅は老木ですが
切って 切って 弱らせて 幹の中をスッカスカにする
そこのご主人はうちの玄関前の梅のようにしたいそうです
桜は幹がスッカスカになっては耐えられない 枯れてします
梅はスッカスカでも耐えられる 枯れない
それが桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿・・・・かな????





別の現場での話ですが
そこはジャッキーチェンが何日か泊まって映画の撮影をした立派なお宅です
庭もとても広いです 4トン車が切り返しなしで回れます
そこにも大きい梅ノ木があります
私は軽めの剪定をしていたのですが
ご主人が
チョット大き過ぎるから詰めてくれと言います
余り切らない方がいいですよと言ったのですが
梅切らぬ馬鹿って言うんだよ 切った方がいいんだよと言います
私もそれ以上逆らう必要もないので 結構強めに剪定しました
そしたら翌年 徒長枝がいっぱい出て
ご主人が なんで今年はこんなに伸びたんだろうって言います
そして谷田部庁舎の梅の剪定は上手いな 誰がやってるのかなって言います
腹も立つけど ここは我慢我慢
後日 谷田部庁舎の梅林をみに行きました
そしたら 全く剪定していません・・・ ザンザン

梅は狭い庭には植えない事
広い庭に植えて最低限の剪定で殆ど何もしない
って結論です
どこが梅の剪定だって突っ込まないで~~~
  


Posted by ひがし at 22:45Comments(0)ひとりごと剪定

2025年03月21日

五月の1mm

三苫の1mmって聞いたことあるけど
五月の1mmは聞いたこと無い・・・ ですよね
1mmは少し大げさだけど 5mmは重要です
五月の刈込で5mmの差は大きいです

今日の現場はうちで造った庭ではダントツに大きい庭です
五月を手刈りでしていた頃は五月の刈り込みだけで10人手間かかってました
バリカン様様です

私が一番バリバリ動けた頃には
新人に松の木の剪定はさせても五月の刈り込みはさせない
なんて言ってた事もありました
その位五月の刈り込みは庭仕事では大切です

最近は私はゴンドラに乗って大きな木の剪定をして
わけし達が五月や小物の剪定をしてました
私が五月の刈り込みをする事は殆どありませんでした
しかし 今年は一人
好きなように刈り込めます

花の咲く前なので本来軽めにすべきかと思います
当初はそのつもりでした
所が始まると血が騒ぎます
わけし達にある程度任せていたツケを解消したくなってしまいました
強い刈り込みをするにもいい時期です



このメリハリが5mmの差です
5mm深いか浅いかでは全然違います
深く刈った所は5cm以上ですが・・・

いままでたくさんのわけし達が刈り込みましたが
かろうじて合格って言えたのはいたけど
良く出来たってわけしはいませんでした

五月の刈り込みは誰でも出来るからなんて言って
ご主人が刈ってる現場も多いです
私は何も言いませんが
普通の庭でバリカンで刈ってどれほで手間がかかるのかって話です
私が刈ったのとご主人が刈ったのでは別世界
普通の庭では1時間あれば十分なんだけどね~~~

  


Posted by ひがし at 22:31Comments(0)ひとりごと剪定

2025年01月07日

植木の剪定教室

今日は植木の剪定教室を実施しました
かねてから植木の剪定を教えて欲しいと言われていたのですが
私も現場に出る日数も少なくなったし時間の余裕はあるし
元々教えるのは嫌いじゃないし
自分も楽しい

今日はお住まいにある山茶花を剪定したいとの事なので
ちょうど畑に暴れた山茶花があるのでそれを教材にしてやってみました





教えながら一緒に剪定していきます
最初はなかなかうまくいきません
当然ちゃ当然です
そんなにいきなり簡単には出来ませんが
少しずつですが切れるようになってきました



夕方暗くなってしまうので
私も少し手伝って終わらせました
十二分な出来栄えだと思います
この仕上がりを頭に入れておいて
お住まいの山茶花を剪定して自分のものにしてください


それで思ったのが
この剪定教室を仕事としてやってみようかなって
今日はうちの畑だったけど
お住まいに伺ってお住まいの木で指導するっていいかもしれない
自分の家の木は自分で管理出来れば
愛着も湧くし
剪定が出来れば超楽しい

庭作りだって
少し指導してあとは自分で作ってみる
石を積んでみたり並べたり
通路や園路を作ったり
植栽してみたり
なんだか色々な事が出来そう
面白いかも

HPで募集してみようかな
  


Posted by ひがし at 22:33Comments(0)お知らせ剪定

2024年12月29日

復活

今日は朝から少し血圧が高かった
さほど問題になる程でもないので昨日の続きの剪定を午後から始める
少し変
手足がプルプル震える
最近は少なくなってきたけど
酷い時は全身が震える
話す事さへきつい
まだまだ復活への道は長い
今日も早じまい

今日の作業は黒松
黒松は広い所に植わってない限り木成の剪定が難しい
特に一度人間が手を加えた黒松は簡単には自然の姿には戻れない
ってか無理

うちにある黒松はこの2本だけ



はっきり言って酷い状態
もう2年手入れしていない

この松はうちのわけし達の練習台
私は全く経験のない新人にも松の剪定をさせる
松は基本 
松が出来なくては何も出来ないってのが私の考え
ただ現場の松をいきなりやらせるほどのチャレンジャーでもない
この松で練習

私がこの松の剪定は下の方だけ教えながらやったけど
脚立を立ててするのは一体何年振りだろうか
やはり経験の少ないわけしがやった後は結構キツイ
圧倒的に間延びしている
これを直すのは簡単ではない
それに今の私の状態
特に今日みたいな状態だと
手が震えて
ハサミが狙い通りに動かない 笑
古葉を引くのにも指が思うように動かない 笑
私が完全復活しないと この松も復活しない
あと何年か後には伐採する事になるが
それまで私の復活のバロメーター
  


Posted by ひがし at 21:48Comments(0)ひとりごと剪定

2024年12月26日

木なり

今日は12月と思えないような暖かさ
風もなく松の剪定日和
うちの一番背の高い赤松の手入れをした

タイトルの『木なり』
そんな言葉は無いとおもうけど
私はだいぶ前から使っている
木がこうなりたいってのを許せる範囲で聞いてあげたい
木の剪定は人間のエゴであり
木にとっては大きなお世話
ただ木は自分勝手
自分の事しか考えていない
雨も陽も全部ひとり占めしたがる
それでは下枝は枯れ
下草も枯れてしまう
それでは庭としては成り立たない
少しは協力してよってお願いする

ただどこのお宅の剪定もそうはいかないのも現実
施主の好みにも合わせるのも私の仕事だけどね



この松も正味3時間で終わる
強い枝と枯れ枝を切り
赤葉をぱっぱと落とすだけ

45,6年前の修業時代の自分が見たら
ひっくり返っているだろう
あの頃は松葉が1本ぶら下がっているのが見えた
それをわざわざ脚立をたててとっていた
全くその当時の自分に見えていた物は
何だったんだろう
ただの自己満足

ただその経験は今の自分にとってかけがいのない経験であり
そんな経験をさせてくれた東京って凄い所だと思う
その経験があって今の自分がある
辛くて楽しくて面白かったな
  


Posted by ひがし at 22:18Comments(0)ひとりごと剪定

2023年12月26日

こだわり

こだわりって本来は決していい意味の言葉ではない

今日の現場にモッコクがある
私はモッコクの剪定が大好き、超自信がある
モッコクって剪定の難しい代表みたいな木で
笑われてしまうけど日本で一番上手いって位自信がある
だから楽しくて手を抜けない
所が先日モッコクをバリカンで刈った・・・・
人手不足で超忙しくて間に合わない
私の中で何かが崩れた
絶対的な禁じ手

こだわりが少しずつ崩れていく
私のような地味な職人がこだわりを捨てたら
チコちゃんにしかられる
つまんねぇ奴だなーーーーーーー って
こだわりがあるから面白い
他の人と差別感がたまらない
それが無くなったらつまらない仕事だぜ

まだまだこだわりは色々あるけど
ひとつタガを外したら
あとは簡単に外れそう・・・
多分来年は普通にバリカンで刈ってると思う
もう元には戻れない

こんな事を言うと
そんな事どうでもいいじゃね~~~ とかって言われそうだけど
それがこだわりの本来の意味だし・・・・


こだわりって職人の気持ちとしては誇りだと思う
職人のプライド
大袈裟な話 こだわりを捨てるのはプライドを捨てるのと一緒
つまらない職人になっちゃのかな


  


Posted by ひがし at 21:34Comments(0)ひとりごと剪定

2023年12月14日

五月の刈込

だいぶ前に終わった剪定の現場の話です
今は少なくなりましたが
昔の庭は五月のねじめが多かったです

私は大きい木だけ剪定します
下草や五月等の刈込はご主人がやってくれます
下草や五月等の刈込は簡単に思ってる人がとても多いです
ですが これがかなり難しい
うちでは新人に松の剪定はやらせますが五月の刈込はやらせませんでした
今では新人にもやらせています
うちもかなりゆるくなりました
ただ別にご主人がやってくれて何の問題もありません
それも庭の一つの楽しみ方です

ただ五月の刈込や下草の管理は難しいってか大切な事だけは知ってほしいです
それ次第で庭の表情が変わってしまいます
今は園芸用のバリカンが普及して誰でも簡単に刈り込めるようになって
ここの現場に限らず五月の刈込をお客様自身がやるケースがとても多いです
そうすると素人はなかなか強く刈れずに五月等が大きくなってしまい
バランスがくずれ
だらしない庭になってしまいます
足元がピタッと決まると庭も映えます

最近の私は庭を造っても五月を植えません
それが原因です
庭が壊れてしまう
それなら植えない方がいい
下草もそうです
うまく管理が出来なければ植えない方がいい



ちょうど先日まで行っていた現場の五月の刈込の写真がありました



ここの現場は春にも刈り込みます



何年か前の写真ですが
春にはかなり強めに刈り込みます
秋は軽く整える程度
そうすると
大きくならずに花もいつも満開に咲きます

偉そうに言うと
これが五月の刈込だよって
プロでもへたくそが多すぎると思う




  


Posted by ひがし at 18:04Comments(0)日々の仕事剪定

2022年12月01日

植木屋の手が変わる

京都のフェイスブック友達の植木屋さんが
今日 ある有名庭園の管理について酷いってフェイスブックにアップした
アップした写真を見ただけで
えっ!! って思えるほどの酷い管理
剪定と言うより伐採に近いような超思い切った剪定
ある事情で植木屋が変わったそうだ
どんな事情かはわからない
しかし あれでは酷すぎる
施主から強剪定の指示があったのか?
いやいや仮にあったとしても
それは止めた方がいいって言うべきだと思う
一言でいえば
余りにもレベルの低い植木屋に依頼してしまった

手が変わると庭も変わる(東造園迷言集より)
今の現場で今日は五月の刈込をしたけど
その刈込だけでも手が変わると全然別の庭になってしまう
もみじなんかもその典型だろう
全く違う庭になってしまうだろう
ここの庭のモミジは全て実生
それも殆ど剪定していない



京都の話に限らず
施主がどう思っているのか
植木屋はどこに依頼しても同じと思っている人が多い
京都のその庭園の施主もそうじゃないのかな
と 私は思う
植木屋のレベルってピンキリで物凄い差がある
私の仕事とシルバー事業の仕事を同じと思ってる人さへいる
シルバーより値段が高いっていう人さへいる
冗談じゃねえよ
じゃシルバーにやってもらえって話です
ただ何もわからない人には同じに見える
そうゆう人を相手にしていても時間の無駄です

今剪定作業に行っている現場
そこのご主人が言ってくれる言葉がありがたい
「東郷さん、無理するなよ。身体を大事にしろよ。」
「東郷さんの造った庭だ、好きなように管理してくれ。」
「東郷さんがいなくなったら この庭は終わっちゃよ。」って
私もこんな大きな庭を造らせてもらって
管理も好きなように任せられてもらって
ありがたいです
庭ってそうゆう物だと思う
造ってからもずっと管理する
造園と管理は一体です

ただもう一ヶ月近く作業しているけど
全て任されているが
全て丁寧な仕事をしている訳ではない
抜くところは手を抜いてる
ってか急所だけしか押えていない
大きい庭ってそれでいいと思う
そうしないととんでもない手間賃がかかってしまう


京都の名園となれば歴史が違いますから
造った人と管理する人は当然違う
ただそれでも庭の心を知って管理が出来る
それが出来てはじめて庭師と言えると思う
私は自分を庭師なんてとても言えないし
そう言えるレベルにもなっていない
しかし いつか庭師と言えるレベルになりたと思う  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)ひとりごと剪定

2022年11月17日

松に始まり松に終わる

この格言は聞いた事はあるけど
多分盆栽の話かな?
今日の現場のご主人が言っていた





この現場に初めて入らせてもらったのは独立間もない頃
42,3年前
今の庭と全然違う
一体何回庭を造り直した事か
多分私が関わった時の木で残っているのは
逆光で黒くなってしまった槇の木とその脇の赤松と1枚目の写真の五葉松くらいかもしれない
ご主人は元々松が好きでとてもいい松が10本位あったと思う

それがある理由があって庭を半分解体する事になり
その時にご主人が思い出深くて切れなかった赤松と五葉松以外の松は全て伐採
その数年後にまた解体した所に庭を造ることになり
当初は松は植える予定はなかったけど
材料屋さんを見にいったら
やっぱり松がいいな~ って事で

松に始まり松に終わるって事 
最近 松の人気はないけど
確かに松はいいなと思う
  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)日々の仕事ひとりごと剪定

2022年10月09日

北側のつつじ

腰を痛めてここ暫く休んでいます
だいぶ良くなりましたが 現場に出るのはまだきついです
色々書きたいブログネタは多いのですが少し書こうと思います

先日のブログ『毒虫』で書いた北側のつつじの植栽について
それと殆ど同じ現場がありました
そこは新興住宅地の中で
数年前に剪定にお伺いしたお宅から
チョット自分では手に負えなくなったので剪定してほしいと春に依頼されたのですが
半年過ぎて先日剪定してきました

そこは真北につつじが植わっています
生垣の下で家も『毒虫』のブログの家より近いです
そこのつつじに全く問題はありません
本ではつつじは陽樹のくくりです
本を書いている殆どの人は残念ながら現場の人間ではありません
誰か有名な学者さんが書いた文献をみて陽樹としているとしか思えません
最初に有名な学者さんが書いたのがまかり通っているのかと思います



ここの住宅地の生垣はネズミモチに統一されています
ネズミモチ・・・・かよ~~~~って感じです
ネズミモチは強い木ですがもうこれからの時期は芽は出ないので
強剪定は出来ません
道路にあまり出したくないので横は強めに切るしかありません
その分天端は軽めに刈り込んでいます

今から40年以上前
私の修業時代の東京で実はこのネズミモチの生垣ってとても多かったんです
私のバイブル的な書である上原敬二先生の本の中でネズミモチを大絶賛しています
その影響なのかと思います
しかしネズミモチは華もなく とても地味な冴えない木です
だんだん紅カナメモチの人気が出てきて
いつの間にかネズミモチの生垣は無くなってきました
紅カナメモチも病気に弱くて段々無くなっていきますが・・・

ここの住宅地の全体的な設計は某有名大学の造園科の教授です
昔のネズミモチのブームと衰退を知らないのかと思います
ってか 上原敬二先生の本を読んでなのか
歴史は繰り返されます

私的にはカシや金木犀の生垣とかと比べればいいですけど
余り好きではありません
何年か前にあるガーデンデザイナーの仕事をした時に
彼はネズミモチ大好きだと言います
ってか彼の生垣は凄いです
ネズミモチ・金木犀・カシの混ぜ垣
その中になんとタブノキまで植えます
それもギッチギチ
はっきりいって出来上がった時の事しか考えていません
その後はどうなってもいいとしか言いようがありません
こんなに植えていいんですか?? って尋ねると
いいの いいのって言います
今どうなっているのか???
凄いことになってると思います
彼とは今は全く付き合いがありませんが
いまだにあんな生垣を作っているのでしょうか???

話を戻しますが
ここのお宅は旗竿地です
はっきり言って庭も狭いです
家の前3m位の幅の庭
それと旗竿の竿部分が2.5m位の幅
そこに植栽されてます
それもエゴノキ・ヤマモモ・シマトネリコ・姫シャラ・ソヨゴ・ネズミモチ等々
考えられません・・・
この5倍の面積の庭が必要です





上の2枚の写真はエゴノキの剪定が終わった所です
剪定前の写真は撮り忘れましたが
凄かったです
エゴノキも余り切らない方がいいです
前に剪定したときに一番太い幹を元から切り
そこから出たひこばえで作り直しましょうと言ったのですが
そのひこばえは毎年全て切っているそうです
・・・・・
今回のような強剪定をすると
胴吹きと徒長枝がたくさん出ますが
どうにもなりません
その場しのぎの剪定しか出来ません

しかし
その剪定を見た
お隣の奥様が
「あなた剪定お上手ね~ うちのも剪定して頂けませんか。」と言われました
でも先客が閊えているのでお断りするしかありません
後日反対側のお隣からも電話を頂きました
「うちの剪定もお願いしたいのですが・・・」って
断るのは忍びないのですがお断りするしかありません
毎年行っているお客様が優先です
これは絶対外せない私の信念です
  


Posted by ひがし at 22:52Comments(0)ひとりごと剪定

2022年08月02日

夏の剪定

今日の現場は近くのお寺
隣に保育園がある
そこの保育園に大きいコブシとシイノキがある



3,4年毎に強剪定を冬にしている
今回はお盆過ぎにして欲しいと言う
でも私はしません
この時期に強剪定をすると間違いなく弱ります
最悪枯れます

うちでよく通る道沿いに
とても大きい高野槇があります
もうしばらく剪定はしていませんでした
何月ころだったか 確か5,6月頃でしょうか
とってもきれいに剪定してありました
私の目から見ると
少し切り過ぎと思いましたが
剪定の技術は見事です
手間もかなりかかっていると思います
でも
高野槇とゆう木は余り透かされるのを喜びません
今日見たら
茶色い枝や芽が目立ってきました
最悪枯れるかもしれません

40年以上前の20歳を過ぎた頃の自分の仕事を見ているようです
自分の技術を認めさせたい一心
それにしゃかりきになっていた頃です
自分の剪定は日本一だ
誰にも負けない
なんて鼻息の荒い頃です
恥ずかしい
見た目は物凄く綺麗だけど
何も考えない
ただ綺麗にするだけ

若い時の仕事はとかく独りよがりになりがちです
こんな時期にはいくら注意しても聞く耳を持ちません
多分あの高野槇を剪定したのもそんな若者だと思います
枯らして気が付くのか
早く気付きなさい
それに気付いて本当の植木屋人生が始まります
  


Posted by ひがし at 22:24Comments(0)剪定

2021年09月16日

そのまま行けばよい

今月1日からあるお寺の剪定に来ています
特に今年は雨が多くてやっと昨日で境内の剪定は終わりました
まだお墓にある木の剪定や伐採があるのですが・・・

ここのお寺はお参りに来る人がとても多いです
住職が色々な場でお寺にお参りに来る意味とか作法とか話してくれます
それが檀家さんによく伝わっています
とてもいい関係だと思います

私達にも声をかけてくれる人がとても多いです
その中の一人の方が私に言いました
「モミジの剪定ってこんな風にするんですか?」って
そのモミジの写真がこれです



その人の言ってる意味が私にはよくわかります
「これでいいんですか?」って意味です
このツンツン跳ねているのを切らなくていいんですかって意味です

私はこうしますって少し話しましたが
私はそうゆうのを説明するのはとても苦手です
ってか これじゃダメだろうって思ってる人に説明するのはとても面倒です
理解してもらえなくてもいいです

植木屋のジレンマって言うか
私のジレンマですが
このモミジの剪定を見て
これでいいんですかって思う人の方が圧倒的に多いと思います
100%近いと思います

このツンツン跳ねたのを切り懐を抜けばモミジはとっても綺麗に見えます
常に私は書いていますが
私の目指す剪定は徒長枝の出ない剪定です
その時だけ綺麗に見える剪定を私は考えていません

仮にこのモミジを綺麗に剪定したとします
するとすぐに徒長枝が出ます
もっと涼しくなってからしても
翌年には徒長枝が出ます
その徒長枝を切ると切った所が太くなり
また徒長枝が出やすくなります
そうなると簡単には直りません

このジレンマは今でも辛い時があります
人にどう見られるか???
自分の仕事を評価してくれるのはお客様です

若い時にはそのジレンマに耐えられずに
綺麗に剪定した事もあります
自分の道を貫くか、流されるか???

長渕だっけか???
振り返らずに そのまま行けばよい
風に吹かれても 雨に打たれても~~~~
  


Posted by ひがし at 23:34Comments(0)ひとりごと剪定

2021年08月07日

柑橘系の剪定

植木屋にとって柑橘系は嫌です
種類によっては長い棘でとんでもなく痛い思いをします

今日の現場は近くのお寺です
庫裏の玄関前に大きい夏ミカンの木があります
もう10年以上前ですが
最初の依頼が大きくなってしまったこの夏ミカンの木を小さくして欲しいとゆう事でした

こんな所に夏ミカンを植えるかなって場所に植わっていました
玄関へ入るのに正面から入れず
脇からでなくては入れない位の凄い状態でした

はっきりって柑橘系は剪定しない方がいいです
必ず徒長枝が出ます
それも切った物より太いような力強い徒長枝が出ます
しかし場所によっては切るしかありません
それもこの場所だと超強剪定するしかありません
強剪定した徒長枝には実はなりません
毎年それの繰り返しです



大抵庭を造る時は植栽は殆ど任せてもらっていますが
時々植えたい木をリクエストされる時があります
そのリクエストの数が圧倒的に多い木って何だと思いますか???

それが何故か柚子なんです
えっ????  なんでって感じです
しかし全てダメですって植えた事はありません
一度だけ 畑に植えてくれと依頼されたので植えましたが
お客様は実の事しか知らなかったみたいで
こんな凄い棘があるんですか??? って
カイガラムシがついてスス病で実は黒くなり
結局伐採してくれって事になりました
スーパーで買った方がいいって結論になりました (笑)
  


Posted by ひがし at 23:16Comments(0)剪定

2021年08月05日

枝垂桜の剪定

先日のブログのお寺とは違うお寺です
松潤のドラマの撮影をこのお寺でした事もあります
田舎のお寺ってゆう設定
そんな雰囲気のお寺です

そこに苗木から植えた枝垂桜があります
今まで殆ど剪定していませんでしたが
枝が地面につくようになってしまい
今年はだいぶ剪定しました

桜切る馬鹿なんて例えもありますが
私は桜を切らない馬鹿って思っています
きちんと切って 切り口を保護してあげれば何の問題もありません

ただ夏の盛りです
切り過ぎはいけません
程々にした方がいいです

枝垂れる植木の切り方は本当に基本通りの切り方を心掛ける事が大切で
基本の大切さをいつも思います



また明日から別のお寺へお伺いします
お盆前の仕事が詰まっています
そして台風がいくつも来るみたいで
暑いのも困るけど
台風も困ります
  


Posted by ひがし at 23:20Comments(0)剪定

2021年07月22日

植木屋のジレンマ

昨日の話の続きみたいな話ですが・・・
昨日の松は本堂の左側にあり
右側には松、モミジ、シャラノキが植わっています
松はやはり軽めにしか切りません
そうならモミジとシャラノキも軽めの剪定にしてバランスを取りたいです

モミジはご主人が適当に切ってます
モミジは切らない方がいいですよと言っても
いつも少し伸びたら切られてしまいます
なので
すぐに徒長枝が伸びてしまい
それをまた切る
最悪のスパイラル
その酷い状態をどうすればいいのか????
少しでもその姿を直すには私が切り直すしか方法がありません
とりあえず少しでも見られる姿にするしかない
私の一番嫌いなモミジの剪定ですが
しょうがありません



シャラノキは芯が止められ
下枝は全て切られてしまい
最悪の姿です
胴吹きと徒長枝が出放題・・・・

いっそ松も透かすかと思う・・・・
けど・・・
濃い松と透かされたモミジと傘みたいな姿のシャラノキ・・・・
ジレンマと言うよりお手上げ・・・です


  


Posted by ひがし at 23:02Comments(0)ひとりごと剪定

2021年07月21日

夏の松の剪定

昨日から近所のお寺に
お盆前の剪定にお伺いしてます

今日は松の剪定をしました
私は基本的に夏は松の剪定はしません
しかし
今年は軽めに剪定してます
ここの松は例年暮れに剪定してます
昨年の暮れはある事情で剪定しませんでした
そして今年はある事情で剪定してます
ある事情ばかりですみません (笑)

なぜ夏は松の剪定をしないか????
夏に綺麗に剪定すると
松は確実に弱ります
他の木も夏には強剪定はしませんが
それでも普通の剪定はします
松だけしないと見た目は悪いです
でも
松の事を思えば剪定しない方がいいです
特に古葉は引かない方がいいです
今回は赤葉だけ引きました

私はこう言ってますが
3軒隣に松の木がたくさんある家があるますが
どこかの植木屋さんが
普通に剪定してました
植木屋それぞれ考え方が違います
私は私のやり方でやるだけです


  


Posted by ひがし at 23:08Comments(0)剪定

2021年06月18日

五月の刈り込み

五月の刈り込みの適期なので
造園工事を少しお休みして五月の刈り込みをしてます
ここのお庭には五月が約1,200本植わってます
かなりの量です

今はバリカンで刈ってますから楽になりましたが
刈り込み鋏で刈ってた頃はかなりしんどかったです







写真を見ての通り丸とか四角とかに刈っているわけではないので
結構刈りずらくて手間も余計にかかります

変な話ですが
うちでは経験の浅い弟子に松の剪定はやらせますが
五月の刈り込みはやらせません
庭を造れるセンスがないと五月の刈り込みは出来ません
大きさ、深さ、結構微妙です
ここ3年植木屋経験が3年、6年の経験がある弟子に刈らせていましたが
深く刈りたい所が浅いです
今年は私が全て刈り直してます
何年かに一回は自分でやらないと気がすみません
馬鹿ですね~~~~(笑)
  


Posted by ひがし at 22:24Comments(0)剪定

2020年11月17日

敗者復活

久々のブログ更新です
毎日いい天気も続き剪定現場も順調にこなせています
ただ身体はガタガタです

今日 お昼休みに何年か前に見積もりを提出したお客様から電話
その時の仕事は多分値段が合わずに他の業者に依頼した模様でした

何だろう間違いかなと思いながら出ると
モミジの剪定をお願いしたいとの事
他の業者に切らなくていいと言ってるのに剪定してしまうそうで
どうもひどい事になっているみたいで直して欲しいそうです

見積もりを依頼された時にモミジの剪定の話をしたのかもしれません
私はモミジはあまり剪定しない方がいいですと言ったのかと思います
それを覚えていてくれたのでしょう

まだ若いご夫婦です
新興住宅地に土地を求め家を建てた
植木屋は誰がやっても同じと思ったのでしょう
それなら値段が安い方がいいに決まってます
それから植木屋にも上手下手がある事をわかったのか
話だけですが私を評価してくれたと思い
私に再び依頼の電話を入れるのは入れずらかったと思います
なんかそれが嬉しくて 引き受けてしまいました・・・
今年は新規の依頼と久しぶりの依頼は全て断っているのに・・・

まっ 小さい仕事なので半端な時間にも出来ます
大きい仕事だったら断るしかなかったですが・・・


今日の現場はかれこれ35年お世話になってます



写真では大きく見えますがそんなに大きくないモミジです
このモミジ35年の間に枝は何本か抜きましたが
剪定らしい剪定は一度だけ

その一度というのは20年位前
腕のいい新人君がうちに来始めた頃です
当初から腕が良かったのである程度好きにやらせていました
広い現場で私が少し離れた所の木を剪定している時に
うちのモミジの剪定を教えていなかったのもあるのですが
彼がこのモミジの剪定を始めてしまいました
まだこのモミジも若かったし少し跳ねていました
彼は綺麗に丁寧に剪定していました

それに気が付いた私が
誰に断ってモミジの剪定をしてる!!! って怒ってしまいました
彼はびっくり
近くにいたご主人もびっくり
ご主人はこんなに綺麗になったと喜んでいました

まっ 誰もそう思いますよね
とても綺麗にして怒られたって・・・・

私の持論ですが
モミジは切るより切らない方が難しい (笑)
東造園 迷言集より・・・ (笑)
  


Posted by ひがし at 21:54Comments(0)ひとりごと剪定

2020年10月20日

今日からお住まい

今日からお住まい ???? ・・・・・
なんのこっちゃですよね
実は先日のブログからアップしてる大きい木がある1000坪のお庭と
今日の現場は同じオーナーです

今日からお住まいの剪定です
ブログやインスタにアップしていたのお庭は
別邸??、別荘??・・・ 何て言ったらいいのか
お住まいじゃないんです

インスタで少しアップしましたが
もう一か所お庭があります

以前はほかにもあったんですが
そこは解体しました

20台半ばからのお付き合いです
もう40年近くお世話になってます
私はこの人に育ててもらったも同じです
こんなお客様に恵まれて植木職人冥利に尽きます




  


Posted by ひがし at 23:11Comments(0)ひとりごと剪定