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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2022年09月26日

小百合

先日なにげなくTVを見ていたら
80歳台の人が選んだ人気芸能人ランキングってのがやっていた
2位が上白石萌音(朝ドラ「カムカム・・・・」の影響)
8位には岸恵子がランキング
あとは若い人たちがランキングされていた
そして1位が予想通りの吉永小百合
納得の1位です
控えめに出過ぎず
かといって存在感がとてもある
とても魅力のある名女優だと思う

今日、私が書きたいのは百合の花(前振りが長くてすみません)
以前 私は薔薇と紫陽花は植えたことが無いと書いた
そのほか草花とかもほとんど植えたことが無いし
植える気もない
最近のガーデニングの本とか見ると
下草を植える植える
草花はもちろん
立ち上がらない地を這うゆな木も植えている
私は嫌いだから批判的な事を書いてしまうが
あれって庭が仕上がった時が頂点
後の管理は超難しいと思う
素人が楽しんで管理出来るのがガーデニングだと思うけど
あれは素人では管理出来ないと思う
プロでも難しいんじゃないかと思う
脚立も立たない
足も踏み入れられない
ハッキリ言って後の事は考えていない
昔、超有名な庭師が言ったそうだ
雑木が大きくなったらどうしますかって聞いたら
切って植えかえればいいだろう・・・・って
それと同じ 植えかえればいいだろ・・・レベルの話になってしまいます(笑)

薔薇と紫陽花の事でなぜ私は植えないのか理由は書かなかった
あえて今書けば
薔薇は主張が強すぎる 
花が鮮やかで綺麗すぎるので目立ちすぎる
そして棘が嫌い
庭に植えては邪魔
薔薇だけ植えて薔薇園にすればいいのにと思う
紫陽花は はっきり言って嫌い
割と大きくなるのに切ると花が咲きずらくなる
庭の邪魔をする
いいのは花の時だけ
私はその花も嫌い、額紫陽花だけは花は好き
百歩譲って植える場所次第ではいいかもしれない

そんな花嫌いな私が唯一庭に植える花物が百合
百合でもカサブランカは嫌い
主張が強すぎる
余り大きくならない百合
私は勝手に小百合と呼んでいる(ここでやっと繋がった)
百合を好きな人は百合根を大きくするために花が咲き終わっても切らない
葉で養分を作り百合根を大きくする為に
私は大きくしたくないから早めに切る
木の剪定をする時も遠慮なく元から切る
そうゆう点でも自由が利く
何よりも一番庭の邪魔をしない
一本真っすぐに伸びるだけで枝を張るわけでもないので陰も作らない
控えめな花の色も好きだ
私の自宅の玄関前の庭に小百合をだいぶ前に植えた
一時かなり増えたけど
除草剤をかけていたのでかなり枯れた
今 何本か残っているのをあえて切らない
種が散るのを待っている
そしていつの間にかまた増える
あえてここに植えようとかって全く考えていない
(通路に出たのだけは掘っているけど)
それくらい邪魔をしない



昔の日本庭園ていうと主木 主石なんて言ってそれに添える木や石って感覚だった
今の私は全くそうゆう感覚は無い
別に主役なんていらない
皆脇役でいい
主張しない木が何気なく植わっている、何気なく石がある
そこにはやっぱり控えめな花がいい
そんな庭が好きだ
そんな私の感覚は80台が選ぶ吉永小百合と同じかもしれない
20代に好きな庭
40台に好きな庭
60台に好きな庭
当然の事だけど違う
今の私の感覚で庭は造る
  


Posted by ひがし at 22:20Comments(0)ひとりごと

2022年09月14日

毒虫

昨日スズメバチと勝負しました
私のKO勝ち (笑)

生垣を刈り込んでいたら突然目の前にハチの巣
びっくりしました
キイロスズメバチより少し小さい感じで攻撃性はあまり強くありません
巣も小さいし なんだか勝てる気がしました (笑)
勝つには勝ったものの
もし負けたらと思うと もうやめておこうと思います
最悪死ぬまであるわけで怖いです

庭の仕事をしていると危険はいっぱいです
蜂はもちろん 蛇だって毒蛇もいます
カエルにさへも毒があります
土の中にもいろいろな菌がいます
そして私達植木屋の一番身近にいるのが毒虫
その中でもイラガとチャドクガ
痛いのと痒いのです (笑)
これにやられて植木屋の道を断念する若者もいます

ところが今年はイラガはいたけどチャドクガは全くいません
陽気のせいなんでしょうが
私の植木屋人生で初めてです
今日の現場に椿があるんですが
超久しぶりに透かしの手入れが出来ました



このチャドクガって奴は
年に3回湧きます
生きている幼虫はもちろん 成虫になった後の脱け殻でさへ痒いです
チャノキや山茶花、椿等に多いです
稀に梅、シャラ等にもつきます
これの痒さは経験した者にしかわかりません

だいぶ前ですが超有名設計事務所の仕事をした時
駐車場から玄関へのアプローチの植栽は何がいいですかと聞かれ
家から見ると北側になりますが周りは道路でその先は畑
私はつつじを勧めました
つつじは陽樹のくくりですが
私は半日陰くらいの方があまり密にならなくていいと思っています
設計はえ~~~~って言います
こっちは北側ですよ 椿か山茶花じゃないですか って言います
それじゃ初めから2択かよって話です
私に尋ねる必要はないでしょう
私を試したんだと思います
私がどのくらい勉強しているかって
毎日通るアプローチの脇に椿や山茶花は毒虫がつくのでやめた方がいいですよと説明しました
納得してもらえたと思っていましたが
出来てきた図面には山茶花・・・・・
この人にはいくら言っても無駄だと思いました
日陰には椿か山茶花と思い込んでいます
本だけの知識です
本にはそこまでしか書いてありません
チャドクガがつくので植えない方がいいですなんて書いてある本は皆無です
消毒すればいいだろうってな考えだと思いますが
虫だって馬鹿じゃないです
人に見つからない所にいます
チャドクガの毛は風で飛びます
近くを歩くだけでも痒くなります
痒くなって気が付きます
それから消毒しても間に合いません
その後 そこの現場の脇を通ったら山茶花全て伐採されてました
植木屋が山茶花がいいですよって勧めたくらいの話になっているんでしょうね

施主も茨城弁のおやじの話より
超有名大学卒の設計士の話の方を信じます
馬鹿にされたものです
本の知識しかない人の方が上にみられるんですよ

造園科のある高校の先生が生徒に言ったそうです
君達 ここで勉強していけば そこらの植木屋より余程多くの知識が得られるよって
これも随分馬鹿にされたものだ
町の植木屋さんは本なんて読まないと思っている
経験と勘だけで勝負してると思ってる
学校へ行ってきた見習いは生意気な奴が多い
私より知ってと思っているんだもの無理はない・・・

東造園迷言集より
本の中には現場に無いものがある
現場には本の中に無いものがある
逆もまた真なり (笑)
  


Posted by ひがし at 22:56Comments(0)手入れ・管理ひとりごと