2019年07月19日

強剪定

庭造りが終わってからお盆前の剪定にお寺にお伺いしてます
お寺の管理をさせて頂いてるのが4軒
一般家庭でもお盆前と言われているのが2軒
お盆前に仕上げなくてはなりません
雨は多いし・・・・・ 

私はブログでも強剪定は余り好きでない事は結構書いてます
ここのお寺はかれこれ10年位前からお世話になってると思いますが
その最初の依頼が夏ミカンを小さくして欲しいとゆうものでした
庫裏の前に植わっているその木は凄かったです
家からの距離が近くて太い枝が家に当たっていました
邪魔な枝を全て落とす 家の脇は平面状態
ただ柑橘系は強剪定をすると凄い徒長枝が出ます
毎年強剪定の連続です・・・
しかしこれしか方法が見出せません



あと今年はいつも殆ど切っていない大きい大紫ツツジを小さくしてくれと言われました
さほど邪魔になってる訳でもないし小さくする必要は無いと思うのですが
別に小さくしてもいいかなと思い2/3位に強剪定しました
強剪定するとその分だけ徒長枝が出て暴れるんだけどね
最近細かい説明とかするのがチョット面倒
まぁ大紫ツツジは何年か経てばまた元に戻ります
それでいいかと思います





ビフォーアフターと言うより 少し切り始めとアフター

大紫つつじは私は嫌ではないです
安価でそこそこ大きくなり
広い庭に植えこむにはとってもいいと思ってる
でもつくばで有料で庭を公開してる唯一の庭園の園長さんは
大紫は植えない方がいいって言ってた
お勧めはアジサイと久留米つつじだそうです・・・
自分的にはアジサイよりよっぽどいいと思う

なぜだろうと思ったけど
それを聞く気にもならなかった
好みは人それぞれですね (笑)
  


2019年07月12日

石積と生垣

クラシカルなタイトルです
先日から工事していた石積と生垣終わりました



今日特に書きたいのが生垣についてです
最近まともな施工された生垣が無い

まず殆どの施工方法が杭を建ててそれに竹を1本通してそれに木を縛る
隙間も殆どなし
酷い所では 使う木が樫、金木犀
それをぎゅうぎゅう詰めに植えてある
3年後には酷い事になってると思います
5年後には伐採

なんで今しか見ないのでしょうか
なんで5年後 それ以上先を見ないのでしょうか
私の施工方法は昔ながらの古いやり方です
手間はかかります
相見積もりでは間違いなく負けます
手間をかけずに植木を沢山植えた方が業者としては利益も多く出ます
施主も安くて植木が沢山入った方が得した気分かもしれません
しかし結果としてはどちらも損です
業者は利益は出ても信用は無くします
施主も伐採とやり直しをしなくてはなりません

先を見れば植木どうしの隙間をかなり空けた方がいいです
ただ木だけをかなり空けて植えるとスカスカになります
そこで竹の立子を建てます
それでかなり隙間はカバーされます

竹と木を直接縛るとまだ苗木なので太ると縄が食い込みます
なので竹と木は直接縛ってはいけません
胴縁と押し縁の2本の竹を使うと直接縛らなくてもすみます

そして竹は5,6年後にはかなり弱ってきます
竹を外す頃に木はいい塩梅に育ち生垣として完成します

そして生垣に使う木は
私の一押しは羅漢槇です
育ちは遅いです
一気に大きくなる木ではありません
先に書いた 樫、金木犀、は絶対に勧めません



  


2019年07月06日

石の加工

ここしばらく石積の工事をしてます
もう少しで完成しますが
今日は仕上げ段階で
石を少し加工しました

私は殆ど加工しないで石を積みます
それが自然石を積む醍醐味だと思ってます

しかしそれでは手間がかかりすぎます
最低限の加工はけっこうします

たまに大きい加工をする事もあります
今日は大きいコブを二つ割りました
邪道と思いながらも
その方が簡単だったりして
安易な誘惑に負けます

最近力もなくなり石を動かすのがかなりきついです
邪道と感じなくなりそうですが
それも選択肢の一つだと思えるようになりました
体力が減った分 頭は柔らかくなったのかもしれません (笑)






  


Posted by ひがし at 23:46Comments(0)造園工事ひとりごと石積み