2022年11月18日

北山台杉の剪定

昨日の午後から
昨日のブログの現場の別邸の管理
とにかく大きい現場
そこにひときわ目立つ北山台杉
かなり大きい木です
木登りして剪定しないと懐の手入れが出来ない
木登り出来る北山台杉って少ないです
この辺ではまずお目にかかれません



北山台杉の剪定は難しいです
私は一番難しいと思う

私が初めて北山台杉を見たのが
東京での修業時代45,6年前です
とにかく茨城には無かった
初めて見る木です
この独特なスタイル
なんて格好のいい木なんだろうと思った
東京でもまだまだ珍しかったです
そんな大きい木ではありませんでしたが
値段を聞いてまたびっくり
先輩がこのクラスで5,60万するぞって教えてくれました
その当時の自分には信じられませんでした

剪定はその現場の責任者
私には全くやらせてもらえません
当然ちゃ当然です
修業時代一度も剪定したことがありませんでした
見る限りではさほど難しいとは思えませんでした

独立後
茨城でも段々増えてきました
当然剪定する機会も増えます
立ち木も難しいけど なんとかなる
けど
取り木は難しい
私には手も足も出ません
本やネットで調べても納得出来る答えはありませんでした

京都へ旅行に行っても
北山台杉の剪定が一番気になります
はっきり言って これは上手いと思える台杉に出会えません
そんななか しょうざんの剪定は違った
あっこれだと思った
そのしょうざんの剪定を
とにかくまねる
今でも目を閉じるとその理想の姿が浮かびます
一歩でもその姿に近づけるように

しょうざんへは2回行きましたが
2回目は手が変わっていた

本当に酷い剪定ばかり
取り木から立ち木を立てるもんだから
曲がった立ち木 それも本数が多過ぎが多い
取り木は全部切ってあったり
そんな剪定をしている人達は違和感を感じないのだろうか
あれでいいと思っているのだろうか
  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)手入れ・管理

2022年11月17日

松に始まり松に終わる

この格言は聞いた事はあるけど
多分盆栽の話かな?
今日の現場のご主人が言っていた





この現場に初めて入らせてもらったのは独立間もない頃
42,3年前
今の庭と全然違う
一体何回庭を造り直した事か
多分私が関わった時の木で残っているのは
逆光で黒くなってしまった槇の木とその脇の赤松と1枚目の写真の五葉松くらいかもしれない
ご主人は元々松が好きでとてもいい松が10本位あったと思う

それがある理由があって庭を半分解体する事になり
その時にご主人が思い出深くて切れなかった赤松と五葉松以外の松は全て伐採
その数年後にまた解体した所に庭を造ることになり
当初は松は植える予定はなかったけど
材料屋さんを見にいったら
やっぱり松がいいな~ って事で

松に始まり松に終わるって事 
最近 松の人気はないけど
確かに松はいいなと思う
  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)日々の仕事ひとりごと剪定