2020年06月27日

オーナー一家

凄いタイミングで梅雨の晴れ間の一日
無事に4間の版築を突き終えた

今日は助っ人にカロンアートガーデンの国府田さん
国際バラとガーデンイングショーで優勝した事がある凄腕の職人
彼は昔うちで頑張ってくれた超自慢の弟子・・・
弟子なんてとても言えない
もうはるかに私を超えている
でも困った時は必ず助けに来てくれる

うちの女房も今日は来てくれた

そして何よりもオーナー一家
オーナーとオーナー家のお婿さん2人
そして娘さん
そしてなんと85歳のおばあちゃんまでもが手伝ってくれた
オーナー一家の助けが無くてはとてもこんな大きな版築は出来なかった
ただただ感謝

あと3か所残っているが
この蒸し暑さと不安定な天気では
今年はここで一旦終了として
残りは来年春
オーナーも快く了解してくれた
ありがたい



所で要の版築はって言うと
昨日書いたように
今日は少し色を変えたり ジャンカを作ったりしてみた
しかし4間あると色の変化を操る事は難しい
まぁ どんな模様になったか
開けてびっくり版築とゆう事で
期待しないでいましょう

  


Posted by ひがし at 23:02Comments(0)造園工事版築

2020年06月26日

型枠

型枠も出来上がり
明日は5番目の版築を突く

版築を作るには型枠を作らない事には始まらない
専門業者に外注する方もいるようですが
私は自分でします
仕事の段取りで外注すると予定通りに進まないし
図面を描かない私には細かい所を口頭で指示しなくてはならないが
一番は私のような現場合わせの職人は毎日変更が出る
今回の版築の長さも何回変更した事か
変更しながらベストのポジションが決まる
なにしろ道路への出入り口の場所を変えたのですが
まだ幅は決まっていない・・・ (笑)

そんな事を言ってる私は型枠の作り方を誰かに教わったわけでもなし
修業時代に経験したわけでも無し
殆どが見よう見まね
女房の弟が工務店をしていて
最初に型枠を作る時に金具を借りに行った時に弟が金具の使い方を少し教えてくれた
人にものを教えてもらうのが嫌いな私は
うん、うん、うん ありがとうで終わり
細かく聞くなんて事は絶対に無い
ただどこかの工事現場とかあったら遠くから見ている
昔の古い職人だね~~~~ (笑)
今の人達から見たら馬鹿だね~~~~ だね


  


2020年06月25日

土へのこだわり

こだわり・・・・
余り好きな言葉ではないけど
適当な言葉がみつからない・・・・

土へのこだわりってタイトルにしておいて
土を必要以上に気にしている訳ではない
変な話ですね (笑)

まぁ それは置いといて・・・
先週突いた版築の型枠を昨日外しました



今回の現場の版築は特別模様を意識することなく
無作為の作為・・ と言えば聞こえはいいが
土はうちの畑の土
真逆でこだわってないか? (笑)

殆ど気にしないで種土を入れてひたすら突いている
少人数で大きい版築を作るのだから余裕が無いのも事実
でも私はこんな版築が好き

今回は8つの版築を作る
その中の2つ位は模様を意識してもいいかと思う
明後日つくる版築は一番大事な箇所でもある
チョット模様を意識してみようかな
と言っても
6人半で4間・・・
チョット厳しいかな・・・
  


2020年06月20日

4間の版築

今日から造園工事に復活しました
いきなり版築工事です
今日の予定は4間の版築
かなり厳しいと思いますが
先日の版築でも手伝いに来てくれた 柏の植木屋さん
と 矢中の杜のメンバー4人が助っ人に来てくれました
オーナーが矢中の杜のメンバーの上司だったってサプライズもあり
ワイワイガヤガヤガヤ とてもいいワークショップになりました

1間増えるのはかなり厳しかったですが
総勢10人のパワーは凄いです
5時近くまでかかってしまいましたが
無事終えることが出来ました

あと4スパンあります
時期的にだいぶ厳しいです
もう1スパンやって残り10月にするか
全て10月にするか
あっ、最後の1スパンは来年にしか出来ないんだった・・・


  


Posted by ひがし at 22:02Comments(0)造園工事矢中の杜版築庭倶楽部

2020年06月19日

植木職人のプライド

今日は朝から雨
思いのほか大降り

こんな日の方がかえって外に出ないで済む
のんびり一日過ごせるかも・・・・
と、思ったが野暮用はある・・・
外に出てみたら
自宅の松と五月が伸び放題
なんか最近暇を見つけて自宅の木の剪定なんて
気分にならない・・・
体力も落ちたね



伸び放題の松を見ていたら
ふと思い出す事があった

もう数年前だけど
お客様から松の剪定を教えて欲しいって依頼があった
自宅の松の剪定の時だったらいいですよ
と連絡したらやってきた

ここを切って古葉を引いて・・・
なんて話すと
それは知ってる、本に書いてあった と言う
本に書いてあるのと同じか とまで言う
なんだ 誰だって出来るね と言う
そんな簡単に出来れば誰も苦労はしない!!!

そして自宅のあちこち見ている
そして
この石もらっていっていい って聞く
やっと持ち上がる程度の石を抱えている
まぁ いいやと思い
いいですよ と言った

そして翌日もやってきて
また石をくれと車に積み込もうとする
待って下さい
昨日はあげましたが これは商品です
そんなに何個もあがられません と言うと
あっ そう  って投げ捨てました
そうかと思うと物置の扉を勝手に開けて中を覗いている
私も限界・・・
帰れ、二度と来るな とまでは言えませんでしたが(笑)
お帰り頂きました

またある友人に小さい庭の見積もりを依頼されたので
プランと見積もりを持っていくと
50万の見積もりでしたが予算オーバーだったみたいで
かなり驚いていました
ホームセンターの見本庭園では15万だったよって
そこのと同じものを作るわけじゃ無しそっち頼めばって話です
友達だからもっと安く10万位で出来るとでも思ったのでしょうか

そしてそこのお宅にも松の木があり
その松はそこのお父様が手入れしていたのですが
そのお父様が亡くなりこれから自分で剪定するそうです
もう帰りたい所ですが
友人とゆう事もあり
ここを切って古葉を引くって教えると
な~~~んだ 簡単だ~~~ って

お二人とも超有名大学を卒業した超エリートです
随分見下されたものです
一言聞いて出来れば何の苦労もないし
未だに難しいと言っている自分は何なんでしょう (笑)
ここまで馬鹿にされて
植木職人としてのプライドもズタズタ
どちらへも二度と行くことはありません

高卒の冴えないおやじの植木職人です
こんな男にだって昨日と一昨日のブログのような庭を造らせてくれる
そして管理も全て任せてくれる人もいる
私を信頼してくれるお客様を大事にする
当然の事です
人を見下すような所へはどんなに困っていても行きません
それが植木職人のプライドです
誇りを捨てて仕事する気はないです


  


Posted by ひがし at 21:38Comments(0)ひとりごと

2020年06月18日

今日も五月の刈込み

今日は昨日の現場のご主人の住まいの五月の刈込みと松の緑摘み
昨日の1000坪のお庭は別邸なんです
庭を造る為に仕事してるって人ですから

ここのご主人には独立間もない頃からお世話になってます
約40年・・・
ここのご主人は私の何人かいる恩師の中の一人です
一番の恩師、師匠だと思います

前にも何度か書いたと思いますが
自分を庭師とは言いません
いや、言えません
師とゆう言葉を自分を表現するのに使えません
師と言える人間になれれば言いますが
まず絶対になれません
絶対に言いません


  


2020年06月17日

五月の刈込み

昨日と今日は五月の刈込み
五月の花が咲き終わる頃に強めに刈ります
来年花を咲かれるには今月中位には刈っておきたいです

ここの現場は五月の数が2000本
造園工事の時に市場の五月を2回全部買ってきました
最高に気持ちいい買い方出来ました
他の買い人からは大ブーイングでした

刈込みも以前は全て手刈り
一体何人手間かかっていたんだろうってレベルです
その頃はバリカンもブロワーも否定していた私ですが
ここ何年かはバリカンを使うようになり
微妙な曲線は難しですけど
4人手間で終わります
掃除もブロワーを使うようになってから
全然違います
手帚で掻き出して掃除すれば間違いなくきれいにはなります
ただそれがベストとは思いません

庭は造るより管理の方がはるかに大変です
最近は庭の解体は多いです
その理由は管理が大変とゆう理由です
管理が楽な庭
管理は植木屋の自己満足にならないように
私は最近そう思います





写真を撮り忘れたので何年か前の写真です

  


2020年06月15日

真夏日

暑かったですね
昨日と温度差が11°だそうです
昨日と一昨日が雨で版築を施工できず
今度の土曜か日曜に持ち越しです
あまり暑くなると版築は出来ないし
悩ましいですね

明日から数日、五月2000本の刈込の現場に行きます


  


Posted by ひがし at 23:35Comments(0)造園工事版築石積み

2020年06月12日

人は盗人、明日は雨

皆さんご存じ植治の名言ですね
仕事は盗め
明日は雨、今日のうちに出来る事はしておきなさい
そんな意味なのかと思います

明日の段取りは出来たけど
明日は雨、明後日も雨
困った・・・・


  


Posted by ひがし at 22:55Comments(0)造園工事ひとりごと版築

2020年06月11日

梅雨入り

今日は天気予報通りに昼過ぎから雨
そして梅雨入りだそうです
ただでさへ遅れ気味な造園の現場とその他の仕事
予定がまた狂いそうです

そして やっと
まだ少し細かい手直しが必要ですが
版築が出来るように腰積みのひとつが終わりました
土曜日か日曜日に天気と相談しながら版築を施工しようと思います





所が
午後から土振るいを始めると
予報通りに突然の雨
それも大粒
慌てて工具等を片付けてトラックの荷台から降りようとした時に
足を滑らせて
あおりに胸を強打・・・
自己判断ですが骨には異常は無いと思います

しかし 明日が怖い
  


Posted by ひがし at 22:17Comments(0)日々の仕事ひとりごと石積み

2020年06月10日

見よう見まね

月曜日から造園工事に復帰
石積の日々です
奥行きの規制があるため幅の広い石は割るしかないです
穴をあけてセリ矢を打ち込み割る

誰に教わった訳でも無く
テレビで見た石割を真似てやってみたのが始まり
全くの見よう見まね
たまに失敗する事もあるけど
最近は殆ど失敗しない
今日割った石には割りたい線と交差して目があった
ヤバイかなと思いながら
注意深く割ったら うまくいった





実は石積みも見よう見まね
東京の修業時代に黒ボクの石積はかなりやったけど
筑波石での崩れ積みや野面積みは全くした事がなかった

筑波山周辺に行くときれいな石積が沢山あった
それを見よう見まねで積んでみた
自分の家で積んだのが最初
ただその頃は石を加工するなんて全く知らなかった
茨城県造園技能士会の講習会で初めて石を加工する事を知り
ただ加工する事にかなり抵抗があったけど
加工し始めたら石積が格段に楽になった
今じゃ加工するのが当たり前
そして技能士会の石積講習会の講師を依頼された
もちろん丁寧にお断りしたけど
少し嬉しかった

まだまだ人に教えられるようなレベルではない事もわかっている
まだまだ修業
どこまで上達出来るか 自分との勝負
絶対に勝てないけど いつか自分に勝ちたい


  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)ひとりごと石積み

2020年06月07日

優先順位

仕事やお客様に優先順位を付けるなんて甚だしく失礼な話だと思います
しかし人手不足と仕事の依頼の数を思うとつけなくてはなりません

今日は900坪の土地の除草剤散布に行ってきました
先々週の金曜日に依頼があり
先週の木曜日に現場を見に行って
そして今日散布しました
草が大きくなると刈ってから除草剤散布になり手間がかかってしまい
異例と言っていいほどのスピード対応です
それに幸いにも今日は予定を組んでいなかったのでなんとかなりました



常日頃お世話になっているお客様だからとも言えます
これが新規のご依頼だったら断っていました


今日午後に新規のお客様から植木の剪定のご依頼の電話がありました
先日松の緑摘みにお伺いしたお宅の近くです
「だいぶ先にしか行けません。」と言うと
「どの位先ですか?」と聞かれ
「2年後になります それで良ければお伺いします。」 と言うと
先方は「えっ、2年後ですか? 〇〇さんのお宅は年2回来ますよね。」
「どうゆうふうに依頼してるんですか?」 と聞く
「特別依頼はされていません。毎年同じ頃にお伺いしてます。」 と言うと
「えっ? なんでうちは2年後なの?」 って聞きます
依頼する立場からすれば当然な疑問ですよね
「永くお世話になっているお客様が優先です。」と言うと
とても納得されたとは思えない感じですが 「わかりました、他を探します。」と返事を頂きました

そして明日から造園の現場に復帰します
明日使う石を積み込んでいたら
車が停まりました
「お~~ 今日も仕事か? 忙しそうだな。」
「うちの五月もそろそろ刈り込んでくれよ。」
「それ終わったら松 みてくれよ。」

毎年五月の刈込はしていますが
今年は少し遅めにしようと思っていましたが
そんな都合よくはいきません
「はい、わかりました。近いうちにお伺いします。」 としか言えません

えっ??? 何?? さっきの話との違いはって思うでしょう (笑)
このご主人には 1000坪の庭を造らせて頂きました
言うなれば最優先のお客様です
五月だけでも約2000本
バリカン使わないで手刈りでしていた頃にはそれだけで十数人手間がかかっていました
それに今年はいつも冬にしている松もみてくれとの依頼
仕事に行くとそれだけでは終わらない事は間違いないんです
例年そうなので・・・

版築を作るのは梅雨が明けたら無理です・・・
困った・・・・


  


Posted by ひがし at 23:26Comments(0)日々の仕事ひとりごと