2021年09月13日

修理

なんか最近全然ブログの更新が出来ていませんでした
さぼり出すと さぼりっぱなしで
なかなか更新出来ません

今日、私のブログのファンという方からメールを頂きました
最近更新されないけど どうかしましたか? って
全く知らない人ですが
なんかとっても嬉しいです

とゆう事で久々の更新になります
と言っても最近ろくに写真も撮っていません
約半月前の矢中の杜の階段修理の事を書こうと思います

依頼はだいぶ前にあったのですが
お盆前はお盆前に仕上げなくてはならない現場が多いので
お盆の後にとゆう事で・・・

下見はだいぶ前に行ったのですが
階段が崩れています
それもなんでこんなになるのって位に
僅かな隙間からライトを照らして中を見てみました
結構空洞がある
なぜ????
雨水が流れ込んで土が流れているのかと思うのですが
外に流れている様子は無い
全く想像がつきません
ただそんなに面倒な修理では無いと思いました

修理当日
解体してみると

びっくり
空洞は想像以上に大きく
建物の中にまで空洞が広がっている

修理

盛土が長い間に自然沈下したと思われます
建物の基礎も下がっています
これは簡単には上がりません
下に捨てコンを打って
これ以上下がらないようにしか出来ません

別の階段は
ここも想像以上に酷い
聞くとここの階段は
元々木の階段があったそうで
それを矢中のメンバーで大谷石で作り直したそうです
え~~~ と思う位
素人だけで見事に作ったと思います・・・

残土とガラで埋めたようで
スカスカです

修理

修理

転圧しても
たいした効果はありません
上っ面が固くなるだけです
しかしこれを下まで直すと言ったらとんでもない手間がかかります
厚めの捨てコンを階段一段分打って
階段を一段高くするとゆう選択をしました

修理

それと同時進行していた延べ段の修理
これも当初1m位直せばいいかと思いましたが
下地は何もないただの土
地盤は自然沈下する
ここも下がらないようにするには
捨てコンを厚く打つしかない
ちなみに全て手練り
どこまでも続く延べ段
ある程度
先の石と繋がる所まで直すしかありません

修理

材料は全て現場にある物
再利用です
大谷石、御影石、筑波石
修理工事は見えないところにお金がかかります
特に今回は想像以上に手間がかかってしまいました

上の写真に丸いパイプが見えると思いますが
これは縦樋なんですが
地中に土管を埋めて
そこを雨水が流れるようになっていました
今は詰まってしまっていて機能していませんが
戦時中に作られた建物でこんな事をしてある建物は少ないでしょうね

ついでにもう一つ
ここの洗い出しが素晴らしい

修理

下から大谷石
その上に稲田御影石
その上に真壁御影石
その上に洗い出し
看板建築の左官職人が作ったのかと思いますが
凄いです


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Posted by ひがし at 23:15│Comments(0)造園工事矢中の杜
 
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