2023年01月01日

年の初めに思う事

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
穏やかな年明けで
こんな穏やかな一年になってほしいと思います。

今年は4日から仕事を始める予定で
そんな早い仕事はじめは植木屋人生47年で初めて
気力・体力が衰えていくのが自分でもわかる

しなくてはならない現実

今、自分に何が求められているのか?
今の自分に何が出来るのか?
今の自分にしか出来ない事があるのではないか・・・・

あると思う・・・・

手を抜くと言う言葉がある
いい意味ではないと思う

決して悪い言葉ではないと思う
全てに力を入れて全力投球ではもたない
力を抜いていい所では抜くべきで
そこのメリハリが技術ではないだろうか

例えば石
私は石をきちんと据えようとは思わない
放り投げたような石組が理想だ
ただこれは一つ間違えればただのへたくそ!
なら一か所でいいからきちんとした石積みをする

剪定もそう
私はモミジや落葉樹を出来るだけ切りたくない
フェイスブックに日本庭園とゆう公開グループがある
そこで京都の紅葉の写真をアップした人に
ある人が聞いた
「京都のようなモミジの剪定を植木屋さんにお願いしているのですが、私の思う姿になりません。」て
聞かれた人がなんとかかんとか言っていたけど上手い答えが出ない
何回かそんなやりとりがあった
そこで私が
「何もしない事です。」って書いたら
話がそこで全て終わってしまった
空気を読まない私の発言が場を凍らせてしまった雰囲気
はっきり言ってこれを理解できる人がどのくらいいるのか
素人に理解しろって言っても無理な話
プロでも酷い剪定をしている人が多い
ってか殆ど

私の技術を後世に伝える・・・・
なんて言ったら
おこがましい話だけど
伝えてはおきたい
それをその人が実行しるかしないかは自由
ただ選択肢は増えると思う
それが世に認められるか認められないかは別
人がどう思うと関係ない
自分の道を生きる
たとえそれが逆風でも関係ない
まだまだ逆風に向かって進む
それが私の最後のモチベーション



逆風ならぬ逆光に立ち向かってみました(笑)
  


Posted by ひがし at 13:33Comments(0)ひとりごと

2022年12月31日

年の終わりに思う事

今年もあとわずか
何とも慌ただしく今年も終わろうとしている
こんなに仕事をした12月は久しぶり
忙しいのはありがたい事だけど
12月中にやらなくてはならない仕事がまだまだ残っている
年金を頂く歳になった男には厳しい暮でした

恥ずかしい話だけど
忙しいを理由にもっこくを刈り込んでしまった
初めてだ
もっこくは私にとって拘りのある木で
修業時代 会社からの帰り道目黒区自由が丘の高級住宅地の街の中を
自転車であっちの道こっちの道を走り他の植木屋さんの仕事を見ながら帰っていた
そんな中に物凄く綺麗なもっこくがあった
暫くその家の前を帰り道に選んだ
会社の先輩達の剪定と全然違うもっこく
そのもっこくの姿を頭の中に描きながら剪定してみた
それに近い剪定が出来るようになった頃
私の植木屋としての自信もついた
こんな事を言うと笑われてしまうけど
その後私よりもっこくの剪定の上手い人を見たことが無い
それが私の誇りでもあった
それを刈り込んでしまった
大袈裟な話と思うだろうけど
私は私の植木屋としての誇りを捨てたとまで思った

数年前にも超忙しい暮に絶対に使わないと決めていたバリカンを
使ってしまった・・・・
あの時も誇りを捨てたと思った
今ではバリカン無しの世界は考えらない

その頃から植木屋の老化は始まったのだろうか・・・
でもそれはいい方に考えよう
変なこだわりを捨てて熟成した・・・


自宅の庭を数年前から造っている
今年は全く作業出来なかった・・・
気力が無くなる前に完成させたい・・・


  


Posted by ひがし at 22:54Comments(0)ひとりごと

2022年12月01日

植木屋の手が変わる

京都のフェイスブック友達の植木屋さんが
今日 ある有名庭園の管理について酷いってフェイスブックにアップした
アップした写真を見ただけで
えっ!! って思えるほどの酷い管理
剪定と言うより伐採に近いような超思い切った剪定
ある事情で植木屋が変わったそうだ
どんな事情かはわからない
しかし あれでは酷すぎる
施主から強剪定の指示があったのか?
いやいや仮にあったとしても
それは止めた方がいいって言うべきだと思う
一言でいえば
余りにもレベルの低い植木屋に依頼してしまった

手が変わると庭も変わる(東造園迷言集より)
今の現場で今日は五月の刈込をしたけど
その刈込だけでも手が変わると全然別の庭になってしまう
もみじなんかもその典型だろう
全く違う庭になってしまうだろう
ここの庭のモミジは全て実生
それも殆ど剪定していない



京都の話に限らず
施主がどう思っているのか
植木屋はどこに依頼しても同じと思っている人が多い
京都のその庭園の施主もそうじゃないのかな
と 私は思う
植木屋のレベルってピンキリで物凄い差がある
私の仕事とシルバー事業の仕事を同じと思ってる人さへいる
シルバーより値段が高いっていう人さへいる
冗談じゃねえよ
じゃシルバーにやってもらえって話です
ただ何もわからない人には同じに見える
そうゆう人を相手にしていても時間の無駄です

今剪定作業に行っている現場
そこのご主人が言ってくれる言葉がありがたい
「東郷さん、無理するなよ。身体を大事にしろよ。」
「東郷さんの造った庭だ、好きなように管理してくれ。」
「東郷さんがいなくなったら この庭は終わっちゃよ。」って
私もこんな大きな庭を造らせてもらって
管理も好きなように任せられてもらって
ありがたいです
庭ってそうゆう物だと思う
造ってからもずっと管理する
造園と管理は一体です

ただもう一ヶ月近く作業しているけど
全て任されているが
全て丁寧な仕事をしている訳ではない
抜くところは手を抜いてる
ってか急所だけしか押えていない
大きい庭ってそれでいいと思う
そうしないととんでもない手間賃がかかってしまう


京都の名園となれば歴史が違いますから
造った人と管理する人は当然違う
ただそれでも庭の心を知って管理が出来る
それが出来てはじめて庭師と言えると思う
私は自分を庭師なんてとても言えないし
そう言えるレベルにもなっていない
しかし いつか庭師と言えるレベルになりたと思う  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)手入れ・管理ひとりごと剪定

2022年11月18日

北山台杉の剪定

昨日の午後から
昨日のブログの現場の別邸の管理
とにかく大きい現場
そこにひときわ目立つ北山台杉
かなり大きい木です
木登りして剪定しないと懐の手入れが出来ない
木登り出来る北山台杉って少ないです
この辺ではまずお目にかかれません



北山台杉の剪定は難しいです
私は一番難しいと思う

私が初めて北山台杉を見たのが
東京での修業時代45,6年前です
とにかく茨城には無かった
初めて見る木です
この独特なスタイル
なんて格好のいい木なんだろうと思った
東京でもまだまだ珍しかったです
そんな大きい木ではありませんでしたが
値段を聞いてまたびっくり
先輩がこのクラスで5,60万するぞって教えてくれました
その当時の自分には信じられませんでした

剪定はその現場の責任者
私には全くやらせてもらえません
当然ちゃ当然です
修業時代一度も剪定したことがありませんでした
見る限りではさほど難しいとは思えませんでした

独立後
茨城でも段々増えてきました
当然剪定する機会も増えます
立ち木も難しいけど なんとかなる
けど
取り木は難しい
私には手も足も出ません
本やネットで調べても納得出来る答えはありませんでした

京都へ旅行に行っても
北山台杉の剪定が一番気になります
はっきり言って これは上手いと思える台杉に出会えません
そんななか しょうざんの剪定は違った
あっこれだと思った
そのしょうざんの剪定を
とにかくまねる
今でも目を閉じるとその理想の姿が浮かびます
一歩でもその姿に近づけるように

しょうざんへは2回行きましたが
2回目は手が変わっていた

本当に酷い剪定ばかり
取り木から立ち木を立てるもんだから
曲がった立ち木 それも本数が多過ぎが多い
取り木は全部切ってあったり
そんな剪定をしている人達は違和感を感じないのだろうか
あれでいいと思っているのだろうか
  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)手入れ・管理

2022年11月17日

松に始まり松に終わる

この格言は聞いた事はあるけど
多分盆栽の話かな?
今日の現場のご主人が言っていた





この現場に初めて入らせてもらったのは独立間もない頃
42,3年前
今の庭と全然違う
一体何回庭を造り直した事か
多分私が関わった時の木で残っているのは
逆光で黒くなってしまった槇の木とその脇の赤松と1枚目の写真の五葉松くらいかもしれない
ご主人は元々松が好きでとてもいい松が10本位あったと思う

それがある理由があって庭を半分解体する事になり
その時にご主人が思い出深くて切れなかった赤松と五葉松以外の松は全て伐採
その数年後にまた解体した所に庭を造ることになり
当初は松は植える予定はなかったけど
材料屋さんを見にいったら
やっぱり松がいいな~ って事で

松に始まり松に終わるって事 
最近 松の人気はないけど
確かに松はいいなと思う
  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)日々の仕事ひとりごと剪定

2022年10月09日

北側のつつじ

腰を痛めてここ暫く休んでいます
だいぶ良くなりましたが 現場に出るのはまだきついです
色々書きたいブログネタは多いのですが少し書こうと思います

先日のブログ『毒虫』で書いた北側のつつじの植栽について
それと殆ど同じ現場がありました
そこは新興住宅地の中で
数年前に剪定にお伺いしたお宅から
チョット自分では手に負えなくなったので剪定してほしいと春に依頼されたのですが
半年過ぎて先日剪定してきました

そこは真北につつじが植わっています
生垣の下で家も『毒虫』のブログの家より近いです
そこのつつじに全く問題はありません
本ではつつじは陽樹のくくりです
本を書いている殆どの人は残念ながら現場の人間ではありません
誰か有名な学者さんが書いた文献をみて陽樹としているとしか思えません
最初に有名な学者さんが書いたのがまかり通っているのかと思います



ここの住宅地の生垣はネズミモチに統一されています
ネズミモチ・・・・かよ~~~~って感じです
ネズミモチは強い木ですがもうこれからの時期は芽は出ないので
強剪定は出来ません
道路にあまり出したくないので横は強めに切るしかありません
その分天端は軽めに刈り込んでいます

今から40年以上前
私の修業時代の東京で実はこのネズミモチの生垣ってとても多かったんです
私のバイブル的な書である上原敬二先生の本の中でネズミモチを大絶賛しています
その影響なのかと思います
しかしネズミモチは華もなく とても地味な冴えない木です
だんだん紅カナメモチの人気が出てきて
いつの間にかネズミモチの生垣は無くなってきました
紅カナメモチも病気に弱くて段々無くなっていきますが・・・

ここの住宅地の全体的な設計は某有名大学の造園科の教授です
昔のネズミモチのブームと衰退を知らないのかと思います
ってか 上原敬二先生の本を読んでなのか
歴史は繰り返されます

私的にはカシや金木犀の生垣とかと比べればいいですけど
余り好きではありません
何年か前にあるガーデンデザイナーの仕事をした時に
彼はネズミモチ大好きだと言います
ってか彼の生垣は凄いです
ネズミモチ・金木犀・カシの混ぜ垣
その中になんとタブノキまで植えます
それもギッチギチ
はっきりいって出来上がった時の事しか考えていません
その後はどうなってもいいとしか言いようがありません
こんなに植えていいんですか?? って尋ねると
いいの いいのって言います
今どうなっているのか???
凄いことになってると思います
彼とは今は全く付き合いがありませんが
いまだにあんな生垣を作っているのでしょうか???

話を戻しますが
ここのお宅は旗竿地です
はっきり言って庭も狭いです
家の前3m位の幅の庭
それと旗竿の竿部分が2.5m位の幅
そこに植栽されてます
それもエゴノキ・ヤマモモ・シマトネリコ・姫シャラ・ソヨゴ・ネズミモチ等々
考えられません・・・
この5倍の面積の庭が必要です





上の2枚の写真はエゴノキの剪定が終わった所です
剪定前の写真は撮り忘れましたが
凄かったです
エゴノキも余り切らない方がいいです
前に剪定したときに一番太い幹を元から切り
そこから出たひこばえで作り直しましょうと言ったのですが
そのひこばえは毎年全て切っているそうです
・・・・・
今回のような強剪定をすると
胴吹きと徒長枝がたくさん出ますが
どうにもなりません
その場しのぎの剪定しか出来ません

しかし
その剪定を見た
お隣の奥様が
「あなた剪定お上手ね~ うちのも剪定して頂けませんか。」と言われました
でも先客が閊えているのでお断りするしかありません
後日反対側のお隣からも電話を頂きました
「うちの剪定もお願いしたいのですが・・・」って
断るのは忍びないのですがお断りするしかありません
毎年行っているお客様が優先です
これは絶対外せない私の信念です
  


Posted by ひがし at 22:52Comments(0)手入れ・管理ひとりごと剪定

2022年09月26日

小百合

先日なにげなくTVを見ていたら
80歳台の人が選んだ人気芸能人ランキングってのがやっていた
2位が上白石萌音(朝ドラ「カムカム・・・・」の影響)
8位には岸恵子がランキング
あとは若い人たちがランキングされていた
そして1位が予想通りの吉永小百合
納得の1位です
控えめに出過ぎず
かといって存在感がとてもある
とても魅力のある名女優だと思う

今日、私が書きたいのは百合の花(前振りが長くてすみません)
以前 私は薔薇と紫陽花は植えたことが無いと書いた
そのほか草花とかもほとんど植えたことが無いし
植える気もない
最近のガーデニングの本とか見ると
下草を植える植える
草花はもちろん
立ち上がらない地を這うゆな木も植えている
私は嫌いだから批判的な事を書いてしまうが
あれって庭が仕上がった時が頂点
後の管理は超難しいと思う
素人が楽しんで管理出来るのがガーデニングだと思うけど
あれは素人では管理出来ないと思う
プロでも難しいんじゃないかと思う
脚立も立たない
足も踏み入れられない
ハッキリ言って後の事は考えていない
昔、超有名な庭師が言ったそうだ
雑木が大きくなったらどうしますかって聞いたら
切って植えかえればいいだろう・・・・って
それと同じ 植えかえればいいだろ・・・レベルの話になってしまいます(笑)

薔薇と紫陽花の事でなぜ私は植えないのか理由は書かなかった
あえて今書けば
薔薇は主張が強すぎる 
花が鮮やかで綺麗すぎるので目立ちすぎる
そして棘が嫌い
庭に植えては邪魔
薔薇だけ植えて薔薇園にすればいいのにと思う
紫陽花は はっきり言って嫌い
割と大きくなるのに切ると花が咲きずらくなる
庭の邪魔をする
いいのは花の時だけ
私はその花も嫌い、額紫陽花だけは花は好き
百歩譲って植える場所次第ではいいかもしれない

そんな花嫌いな私が唯一庭に植える花物が百合
百合でもカサブランカは嫌い
主張が強すぎる
余り大きくならない百合
私は勝手に小百合と呼んでいる(ここでやっと繋がった)
百合を好きな人は百合根を大きくするために花が咲き終わっても切らない
葉で養分を作り百合根を大きくする為に
私は大きくしたくないから早めに切る
木の剪定をする時も遠慮なく元から切る
そうゆう点でも自由が利く
何よりも一番庭の邪魔をしない
一本真っすぐに伸びるだけで枝を張るわけでもないので陰も作らない
控えめな花の色も好きだ
私の自宅の玄関前の庭に小百合をだいぶ前に植えた
一時かなり増えたけど
除草剤をかけていたのでかなり枯れた
今 何本か残っているのをあえて切らない
種が散るのを待っている
そしていつの間にかまた増える
あえてここに植えようとかって全く考えていない
(通路に出たのだけは掘っているけど)
それくらい邪魔をしない



昔の日本庭園ていうと主木 主石なんて言ってそれに添える木や石って感覚だった
今の私は全くそうゆう感覚は無い
別に主役なんていらない
皆脇役でいい
主張しない木が何気なく植わっている、何気なく石がある
そこにはやっぱり控えめな花がいい
そんな庭が好きだ
そんな私の感覚は80台が選ぶ吉永小百合と同じかもしれない
20代に好きな庭
40台に好きな庭
60台に好きな庭
当然の事だけど違う
今の私の感覚で庭は造る
  


Posted by ひがし at 22:20Comments(0)ひとりごと

2022年09月14日

毒虫

昨日スズメバチと勝負しました
私のKO勝ち (笑)

生垣を刈り込んでいたら突然目の前にハチの巣
びっくりしました
キイロスズメバチより少し小さい感じで攻撃性はあまり強くありません
巣も小さいし なんだか勝てる気がしました (笑)
勝つには勝ったものの
もし負けたらと思うと もうやめておこうと思います
最悪死ぬまであるわけで怖いです

庭の仕事をしていると危険はいっぱいです
蜂はもちろん 蛇だって毒蛇もいます
カエルにさへも毒があります
土の中にもいろいろな菌がいます
そして私達植木屋の一番身近にいるのが毒虫
その中でもイラガとチャドクガ
痛いのと痒いのです (笑)
これにやられて植木屋の道を断念する若者もいます

ところが今年はイラガはいたけどチャドクガは全くいません
陽気のせいなんでしょうが
私の植木屋人生で初めてです
今日の現場に椿があるんですが
超久しぶりに透かしの手入れが出来ました



このチャドクガって奴は
年に3回湧きます
生きている幼虫はもちろん 成虫になった後の脱け殻でさへ痒いです
チャノキや山茶花、椿等に多いです
稀に梅、シャラ等にもつきます
これの痒さは経験した者にしかわかりません

だいぶ前ですが超有名設計事務所の仕事をした時
駐車場から玄関へのアプローチの植栽は何がいいですかと聞かれ
家から見ると北側になりますが周りは道路でその先は畑
私はつつじを勧めました
つつじは陽樹のくくりですが
私は半日陰くらいの方があまり密にならなくていいと思っています
設計はえ~~~~って言います
こっちは北側ですよ 椿か山茶花じゃないですか って言います
それじゃ初めから2択かよって話です
私に尋ねる必要はないでしょう
私を試したんだと思います
私がどのくらい勉強しているかって
毎日通るアプローチの脇に椿や山茶花は毒虫がつくのでやめた方がいいですよと説明しました
納得してもらえたと思っていましたが
出来てきた図面には山茶花・・・・・
この人にはいくら言っても無駄だと思いました
日陰には椿か山茶花と思い込んでいます
本だけの知識です
本にはそこまでしか書いてありません
チャドクガがつくので植えない方がいいですなんて書いてある本は皆無です
消毒すればいいだろうってな考えだと思いますが
虫だって馬鹿じゃないです
人に見つからない所にいます
チャドクガの毛は風で飛びます
近くを歩くだけでも痒くなります
痒くなって気が付きます
それから消毒しても間に合いません
その後 そこの現場の脇を通ったら山茶花全て伐採されてました
植木屋が山茶花がいいですよって勧めたくらいの話になっているんでしょうね

施主も茨城弁のおやじの話より
超有名大学卒の設計士の話の方を信じます
馬鹿にされたものです
本の知識しかない人の方が上にみられるんですよ

造園科のある高校の先生が生徒に言ったそうです
君達 ここで勉強していけば そこらの植木屋より余程多くの知識が得られるよって
これも随分馬鹿にされたものだ
町の植木屋さんは本なんて読まないと思っている
経験と勘だけで勝負してると思ってる
学校へ行ってきた見習いは生意気な奴が多い
私より知ってと思っているんだもの無理はない・・・

東造園迷言集より
本の中には現場に無いものがある
現場には本の中に無いものがある
逆もまた真なり (笑)
  


Posted by ひがし at 22:56Comments(0)手入れ・管理ひとりごと

2022年08月25日

人生が二度あれば

父は今年二月で六十五
顔のシワは増えてゆくばかり
仕事に追われ
この頃やっと ゆとりが出来た

父の湯呑み茶碗は欠けている
それにお茶を入れて飲んでいる
湯呑みに写る
自分の顔をじっと見ている
人生が二度あれば この人生が二度あれば




私年代ではだれでも知ってる
井上陽水が泣きながら歌っていた名曲
その六十五に今日なってしまいました

この曲は1972年の曲
私は中学2年生頃? かな
その頃の65歳ってこんなイメージですよね
退職後 やっとのんびり出来るようになった
しかし もう先は短い・・・・

今の感覚では80歳くらいだろうか
この曲の時代から50年が経って
イメージは15年変わった
しかし同級生や同年代の友人も何人か亡くなっている

私はまだまだのんびりするわけにはいかない
私を必要としてくれる・・・ 需要があればだけどね



うちの近くの道路の片隅に咲いていたど根性百合

フェイスブックに誕生日おめでとうのメッセージを沢山頂きました
誕生日おめでとうも65歳になると・・・
嬉しいような・・・
でも 今日思った
まだまだ まだまだ これからだ~~~~~~~~~~
人生は二度いらない
一度の人生を悔いなく生きよう!!!!!
  


Posted by ひがし at 22:40Comments(0)ひとりごと

2022年08月02日

夏の剪定

今日の現場は近くのお寺
隣に保育園がある
そこの保育園に大きいコブシとシイノキがある



3,4年毎に強剪定を冬にしている
今回はお盆過ぎにして欲しいと言う
でも私はしません
この時期に強剪定をすると間違いなく弱ります
最悪枯れます

うちでよく通る道沿いに
とても大きい高野槇があります
もうしばらく剪定はしていませんでした
何月ころだったか 確か5,6月頃でしょうか
とってもきれいに剪定してありました
私の目から見ると
少し切り過ぎと思いましたが
剪定の技術は見事です
手間もかなりかかっていると思います
でも
高野槇とゆう木は余り透かされるのを喜びません
今日見たら
茶色い枝や芽が目立ってきました
最悪枯れるかもしれません

40年以上前の20歳を過ぎた頃の自分の仕事を見ているようです
自分の技術を認めさせたい一心
それにしゃかりきになっていた頃です
自分の剪定は日本一だ
誰にも負けない
なんて鼻息の荒い頃です
恥ずかしい
見た目は物凄く綺麗だけど
何も考えない
ただ綺麗にするだけ

若い時の仕事はとかく独りよがりになりがちです
こんな時期にはいくら注意しても聞く耳を持ちません
多分あの高野槇を剪定したのもそんな若者だと思います
枯らして気が付くのか
早く気付きなさい
それに気付いて本当の植木屋人生が始まります
  


Posted by ひがし at 22:24Comments(0)手入れ・管理剪定

2022年07月19日

織部灯籠

この写真の真ん中にある灯籠が織部灯籠です



室町時代の茶人古田織部が考案したものと言われています

この灯籠を建てた時にわけし達とご主人とで
竿に書かれた文字は何て書いてあるのかって話題になりました
「石」、「匠」どちらの文字も少しアレンジすると似た文字になりそう
だけど もう一つ決定打にはならない
結局
親方、何て書いてあるんですか???  って聞く
私は 隠れキリシタンの目印だ と答えるものの
何て書いてあるかはわからない
昔読んだ上原敬冶先生の本にも何てかいてあるか具体的には書いてなかったと思う

その晩にネットで調べてみた
あるわ あるわ 情報がいっぱい
便利な時代だね~~~
上原敬冶先生の本を開くまでもない

ただ説が色々・・・・
後付け的なものやそれぞれの解釈

織部灯籠と言っても実際 織部の時代のこの形だったの?????
私の聞いた話だけど
織部は露地の灯籠の火袋の位置が高くて気に入らなくて
台石を外して竿を埋めて高さを下げたを聞いた
私はその説を信じている

また隠れキリシタンの目印
これだってどこまで本当なのかって思う
当時の灯籠の値段はべらぼうな金額だったはずで
相当裕福な家でないと買えるものではなかったはず

10年くらい前に長崎のお寺に水琴窟を造りに行った
そこのお寺にキリシタンの墓碑の石があった
こんな感じだったのかなって勝手に想像
これだってかなり高価だったはず
一般庶民にはもっと簡単なものだったのではないかと勝手に想像する



織部灯籠の文字・・・
最初の織部灯籠には絶対になかったと思う
大体、織部灯籠の本歌はどこにあるのだろう・・・・

歴史ってどこまでが本当の話で どこからがフィクションだったり
幕末の坂本龍馬の話でさへ司馬遼太郎の歴史小説のイメージで出来上がっているが
どこまで本当で どこからがフィクションなのか
敵の立場、味方の立場で書いただけでも全然違うものになってしまう

歴史は面白いけど
答えはみつからないってか無いのかも・・・・
織部灯籠は 織部灯籠でいいんだと思う (意味不明(笑))
  


Posted by ひがし at 23:23Comments(0)造園工事ひとりごと

2022年07月17日

石橋

庭を造るにあたりどんな庭を造るか??
当然一番最初に考える事だ
土地の状況 周りの景色、家の形・タイプ・・・・
庭のリフォームの場合はそこにお宅にある材料、石・樹木

3年越しのお宅の庭があと植栽と竹垣くらいにまでなってきた
植栽の時期ではないのでまたここで一旦休止

ここのお宅にはかなりの量の鳥海山の石と玄関前の階段に使われていた2枚の石
それらは全て再利用する

玄関前の階段の石はどう使うか
パット思いついたの石橋
1枚はかなり厚い
これを石橋に使うには当然盛土も高くなる
すると土留めも当然高くなる
昔ながらの築山
今はあまり流行らないが ここのお宅の入母屋の家には合うと思う



あともう1枚は小ぶりで薄い
この橋はGLより少し高い位で下を掘れば石橋になる

ここの広いお宅は雨水の管理も考えないといけない
玄関前に裏からと車庫からの雨水が流れる
かなりの量だ
この雨水を玄関前ではパイプを通して流す
その雨水をパイプの後を流れにしようと思った
そして石橋を使うには一時貯めても面白いかと思った



瓦の園路もここのお宅に瓦が沢山あったので使ってみた


玄関前の石柱の写真をFBにアップして
これは何になるなんて書いておいて
その後の写真をアップしてなかったので
ポストになりました



夏過ぎに生コンを流してもらって
その後植栽します
  


2022年06月25日

五月の刈込

この時期は五月の刈込の時期で
来年花を咲かせるのと木の大きさを保つには今が最適です
その中でも今の現場は桁違いで
五月の本数1,500本以上
市場の五月を回しで全部買ってきたのが3回
他の業者からは大ひんしゅくでした
けど 最高に気持ちいい買い物でした(笑)

しかしこの刈込も半端ないです
ここの現場の刈り方は写真のように少し特殊で平らに刈るのとは違い
手間がかかります





今はバリカンで刈るからいいけど
昔は 全て手刈り
ここのお宅はここ以外にも2か所庭がありました
五月の刈込だけで何人手間かかったか・・・・

バリカンに感謝です・・・(笑)
  


Posted by ひがし at 22:53Comments(0)手入れ・管理ひとりごと

2022年06月20日

芝生の除草剤

昨日の続きみたいですけど
全然別の話です
今日の現場のお隣のご主人が
「芝生の除草剤って何がいいの?」 って聞きます
「私はあまり詳しくないです。」 としか言えません
ってか全く知りません
笑っちゃうかもしれませんが
私は芝生があまり好きではありません

私の植木屋人生で
先日紫陽花と薔薇は植えた事がないと書きました
芝生は はりますが
お客様に芝生を勧めた事は一度もありません
はらないようには勧めます
東京での修行時代はたくさんはりましたが
独立してから 芝生をはりたいと言われた時には
管理が大変な事を説明して
それでも植えたいと言う方にだけはってます

中には狭い庭を2m2くらいの大きさにいくつかに分けて
それぞれ芝生をはる
間を10cm位空けて そこに防草シートをはって砂利を敷く
なんてプランをもってきて
「いくらかかるか見積もって下さい。」
なんてのがありました

知らないって凄いですね
芝刈り、草引きだけでも大変なのに
砂利なんか敷いたら芝刈り機の刃はボロボロ
刃物は痛むし もう大変

それは止した方がいいですよと話しましたが
納得してもらえません
私は見積もりをお断りしました
別の業者にお願いしたのか その後はわかりません

狭い庭に3tの石を置き
松、梅、台杉、もみじ等を植える図面を自分で描いて
「見積もって下さい。」
というお客様もいました
道路から車庫があってその奥に庭を造ります
面積20m2くらいで
3tの石を入れるのに20tクレーンが必要な場所に据えるようなプランです
「3tの石ってどのくらいの大きさかわかりますか?」
って私は尋ねました
居間の目の前にその石は据えたいそうで
こんなところに3tの石は邪魔ですよ
植木は1本くらいですよって私は言いました
お客様は怒ってました
他に何業者かに見積もってもらったそうで
どの業者もその図面で見積もってきたそうです
私みたいな失礼な業者はいなかったそうです
もちろん 見積もりを辞退しました


私のような業者は少ないと思います
お客様が芝と言えば芝をはり
今流行の木を植えたいと言えば植える
それが一番楽です
  


Posted by ひがし at 22:34Comments(0)ひとりごと

2022年06月19日

日曜日の仕事

現場が忙しいと 日曜日も忙しい・・・
まずは 畑の除草剤散布
完全に日曜日の私の仕事・・・
先週、やりたかったけど 雨で出来なかったので今日
この時期の草の成長はどうしようもなく速い



除草剤は嫌われ者だけど
四反歩の除草は除草剤以外の方法は思いつかない

今日は暑かったので
昼過ぎは請求書を届けたり 集金に行ったり

その後 家の坪庭の水琴窟が少し臭いので掃除
水は風水の基本
水はとってもいいけど それは綺麗にしておかないと逆に最悪になってしまう
落ち葉が溜まると腐ってしまい臭くなる

掃除すると気持ちいい
水琴窟の音もなんか爽やかに透き通った音に聴こえる



昨日のブラタモリで京都の貴船が少し取り上げられた
地名は(きぶね) 神社は(きふねじんじゃ)水は濁らせないそうだ
ところが川は(きぶねがわ)
川になって濁ちゃった
水は汚すなら貯めない方がいい


3時過ぎからまた除草剤散布
しかし一反歩残ってしまった
また 来週の日曜日も除草剤散布か・・・・
  


Posted by ひがし at 22:48Comments(0)水琴窟ひとりごと

2022年06月05日

紫陽花

自宅の庭の片隅にこの時期目立つ花がある
紫陽花
女房が母に昔贈った鉢植えが根を張り かなり大きくなってきた
品種改良がすすんで昔の紫陽花とは随分変わった花が咲いている
花だけ見るととってもいい花だ



修業時代 東京の庭で見た額紫陽花・・・
これを初めて見た時は感激した
茨城には無かった・・・(はずはないけど)
後で知ったけど額紫陽花が紫陽花の母種だって

ただ 私の造る庭には植える気は無い
植木屋人生46年
これと薔薇は未だに一度も植えた事は無い
花の時期よりも花の咲いていない時の姿の方が庭では大切だと思う
これから先も植える事は無い

京都大原三千院には3度行った事がある
最後に行ったのは7,8年前だと思うけど
紫陽花の庭が作られていた
なんで????? って思った
流行を追うなよ・・・・ って腹が立った

私の考えの方が時代遅れなんだと思う
ただ 自分は自分
自分のスタイルを変える気は無い
  


Posted by ひがし at 22:12Comments(0)ひとりごと

2022年02月14日

五月の古木

超久々の更新になります
直前の投稿が去年・・・・ 12月30日・・・ 超びっくり

そして今日の投稿が先日ネタ 先月29日の話 (笑)

それはさておき
その日の現場の庭はもうかなり古い庭です
昔の庭って五月が多いんですよね
五月って日本庭園の定番ってくらいに多いです

しかし最近人気はありません
私も最近はあまり植えません

ここのお宅の五月は古くて懐の枯れ枝を触っただけでボロボロ折れるくらいです
いいですね
とってもいい
やっぱ定番て
定番になるにはそれだけの理由があるんですね
五月を見直しました




  


Posted by ひがし at 22:23Comments(0)手入れ・管理ひとりごと

2021年12月31日

年の終わりに思う事

昨日で仕事納め
昨日の午前中は3年振りに剪定依頼を受けた赤松
3年空くと凄い事になってます
懐枝は全て枯れて 枯れ枝と赤葉ばかりです





松は比較的寒さに強い木ですが
この時期にこの木を普通に剪定すると
かなりスカスカになってしまい
木は弱ります
最悪枯れてしまいます
春の方がいいですよと依頼を受けた時に言ったのですが
ご主人は出来れば年内にして欲しいと言います

わけしには切るのを極力我慢しろ 我慢しろとしつこく言います





かなり我慢をしました
樹皮をむく事もしません
本来2人手間かかる木ですが
2人で午前中で終わりました
いいのか? 悪いのか半分で終わりました


午後からは自宅のかどにある赤松
これが今年はだいぶ弱っています
古葉が全て赤くなり 殆ど枯れ木状態
赤葉を全てとるだけの作業です
それだけで何とか見られるようにはなりましたが酷い状態です



去年の暮れに撮った写真がありました



全然違いますね
なぜ?????? です

なぜだと思います
これは前にも経験しました
ここは西日を長い時間、強く浴びる場所で
実は以前もこんな風に弱ってしまいました

去年は根の周りを掘ってネニサンソ等を埋め保水性と排水性を向上させ
幹巻きを新しくして
夕方日が陰ってから幹と葉に水をかけて
熱を冷ましました
そのかいあって
樹勢は回復しました
それに油断してしまい
今年は水かけをさぼってしまいました
それの結果だと思われます


午前中の松の剪定を抑えたのは
以前 何年も剪定していなかった松を普通にせんていして弱らせてしまった
そんな経験を何度かしてしまいました
午後の松もそうですが
失敗をいい方向に替えなくてはいけません

経験値とは失敗した数でR
(東造園 迷言集より)

年の終わりに思う話ではなかったですね
年末の出来事でした(笑)(失礼しました)

来年もよろしくお願いします。
  


Posted by ひがし at 17:09Comments(0)手入れ・管理ひとりごと

2021年12月27日

青天を衝け

大河ドラマが昨夜終わった
おもしろかった!!!
渋沢栄一氏の生き方が素晴らしい


今回一番書きたいのが
ドラマでは敵役的に描かれた
三菱の創業者 岩崎弥太郎氏
私は氏の残した業績・・・・
ってか
庭・・・
東京の大名庭園を買って
荒れた庭を整備した
これって
私的には最高の業績で
氏がいなかったら
東京の大名庭園は残らなかったと思う
金の力に物を言わせて買いあさった・・・・
訳じゃない!!!!
庭が好きだったのが一番だと思うけど
文化を守った!!!
決して大袈裟な話ではないと思う

京都に對龍山荘という明治時代の名園がある
これをニトリが買ったそうだ
ニトリ素晴らしい
ニトリが大好きになった
日本庭園(建物も含めて)の文化を守ってくれた

先日のブログでも少し書いたけど
日本庭園は造るのも管理するにもとにかくお金がかかる
だから敬遠されるのかもしれないけど・・・・
ニトリがどんな風に使っているかはわからないけど
迎賓館であり
福利厚生施設であり
なおかつ
一般公開してくれれば最高なんだけどな
いずれにしろ
官が守ってくれればいいけど それも限りがある
岩崎弥太郎氏やニトリのような庭を愛する企業に守ってもらうしか方法はない

私が10年以上かけて造らせてもらった庭がある
個人で持つには限界がある
それをいかに子孫が守るか 守れるか
それを守らせるのは酷だとご主人は言う
今、この庭を残す方法を模索中
私も管理を簡単に出来る方法を模索している

なにしろ昭和の大名人 故飯田十基氏の庭が残っていないという
等々力渓谷に残っている庭を観たけど
出来た当時と 石組みはそのままでも
植栽は全然違っていると思う
管理が一番大切で一番難しいかもしれない・・・
そこに掛けたお金は見えない・・・

下の写真はその等々力渓谷に残る庭です






  


2021年12月17日

木漏れ日

今日は雨で休み
朝ドラをリアルタイムで見た
そしたら
昨日、私は ”こもれび” を ”木洩れ日” と書いた
今日の朝ドラの字幕では ”木漏れ日” と書いていた
意味の違いがあるのかわからないけど
人それぞれ微妙なニュアンスの違いを感じると思う

私はブログのタイトルをひらがなの ”こもれび” とした
特別意味があるわけではなく
ただ なんとなく ひらがなが良かっただけ
それがニュアンスの違いなんだろうか (笑)
表現のセンスでもあると思う


日本語ってなんて素敵な繊細な言葉なんだろう
その表現の豊かさ

それって日本人の感性にも繋がっているんだと思う
言葉と感性って繋がっていると思う
それが庭にも繋がっていると思う
日本の庭、日本庭園だけど
例えば石の向き、高さ、傾き・・・
チョット変えただけで 雰囲気も変わる
木もそう
向きや傾きを変えると 雰囲気が変わる
それの全てのトータルで表現する
なんて大胆で繊細な世界だと思う


それと庭木の剪定
剪定の方法もそう
その場所に合った剪定
植木の剪定と庭木の剪定は違うと思う
植木の剪定とは その植木だけを美しく
庭木の剪定とは その庭に合う剪定 庭全体を見据えての剪定

植木の剪定の技術って日本独特で
世界に誇るべき技術
それが今 とても疎かにされている


庭は作庭はもちろん
その後の管理や剪定
その全てが揃って庭だと思う

今、そんな日本庭園はガーデニングに完全に押されている
ガーデニングを否定するつもりもないし
日本庭園を造れとも言わない
ただ日本各地に素晴らしい日本庭園はある
それをもっと観て欲しいし
楽しんで欲しい
世界に誇る日本の文化だと思う


  


Posted by ひがし at 12:30Comments(0)ひとりごと