2020年05月26日

算木積みと目地

今日は塀の隅に縁石を積んでます
算木積みと言っていいのかわかりませんが
自分では算木積みだと思ってます

熊本城の崩れた石垣の隅石だけで支えていたのが算木積みです
あの姿を見るとなんて石積って凄いんだろうと思います
算木積みの凄さだと思います
あれがブロックのような積み方をしていたら
全壊だし もうとっくの昔に熊本城はなくなっていたと思う

以前あるガーデンデザイナーの下請けの仕事で同じように縁石で石を積んだ
その時にどうゆう積み方とも何とも指示もなかったので
隅を算木積みでしたら、やり直しって言われた
ブロックのような積み方で積めと言うんだろうか (笑)
算木積みを知らないんだろう
ブロックのように積んだ方がはるかに簡単
それをわざわざ手間をかけていい仕事してやり直しだって・・・
素人の下で仕事をするのは冗談じゃない
その人の仕事はそれ以降お断り

また今回の石積を縁石を積んでいるのに目地無し
出来のいい縁石だから出来る事だけど
それでも寸法に個体差がある
僅か12cmと15cmの幅だけど1cm以上の差がある
目地を詰めればその差は簡単にカバーできる
目地を詰めないって事はかえって面倒な事で
水平の多少の狂いも最後まで狂ったままになってしまい
直す事は出来ない
寸分の狂いも許されない
面倒だけど 面白い

誰も気が付いてはくれないと思うけど
それが職人の仕事だと思う

算木積みと目地


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Posted by ひがし at 22:33│Comments(0)造園工事石積み
 
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