2019年07月12日

石積と生垣

クラシカルなタイトルです
先日から工事していた石積と生垣終わりました

石積と生垣

今日特に書きたいのが生垣についてです
最近まともな施工された生垣が無い

まず殆どの施工方法が杭を建ててそれに竹を1本通してそれに木を縛る
隙間も殆どなし
酷い所では 使う木が樫、金木犀
それをぎゅうぎゅう詰めに植えてある
3年後には酷い事になってると思います
5年後には伐採

なんで今しか見ないのでしょうか
なんで5年後 それ以上先を見ないのでしょうか
私の施工方法は昔ながらの古いやり方です
手間はかかります
相見積もりでは間違いなく負けます
手間をかけずに植木を沢山植えた方が業者としては利益も多く出ます
施主も安くて植木が沢山入った方が得した気分かもしれません
しかし結果としてはどちらも損です
業者は利益は出ても信用は無くします
施主も伐採とやり直しをしなくてはなりません

先を見れば植木どうしの隙間をかなり空けた方がいいです
ただ木だけをかなり空けて植えるとスカスカになります
そこで竹の立子を建てます
それでかなり隙間はカバーされます

竹と木を直接縛るとまだ苗木なので太ると縄が食い込みます
なので竹と木は直接縛ってはいけません
胴縁と押し縁の2本の竹を使うと直接縛らなくてもすみます

そして竹は5,6年後にはかなり弱ってきます
竹を外す頃に木はいい塩梅に育ち生垣として完成します

そして生垣に使う木は
私の一押しは羅漢槇です
育ちは遅いです
一気に大きくなる木ではありません
先に書いた 樫、金木犀、は絶対に勧めません


石積と生垣


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