2024年03月26日

師弟関係

超久々の更新になりました
それも先日ネタで申し訳ありません

昔 東京での修業時代の親方から電話があって
「解体の仕事で 槇の木を切っちゃうんだけど いらないか?」 って
私は
「槇の木 今人気なくて売れないんですよね~~」 って答える
「結構大きい木だから 切るのはもったいなくて 掘ってやるから持って行けよ。」って
そこまで言ってくれるんだし  気は乗らないけど
「じゃ 頂きます。」って答える

そしたら翌日の日曜日 
朝早くに家のチャイムが鳴る
「はい」 って出ると
そこには親方
わざわざ槇の木の写真を撮って大きく伸ばして持ってきてくれた

そしたら 直ぐに帰ると言う
無理に家に上がってもらって昔話で盛り上がる
今年80歳になると言う
昔から小さい身体でも バイタリティーは人一倍ある人だった
まだまだバリバリ現役で まだまだパワフル 凄い


そして堀り上げ当日
約束の時間前に現場に着くと
親方達は周りの石を外して木を掘り始めていた
そこにいた一人が
「お久しぶりです。」って言う
「えっ??? 誰???」 と一瞬思ったけど
見覚えのある人懐こい笑顔
「えっ しんちゃん????」
私が修業時代 小学生だった親方の息子
昔とおんなじ笑顔
昔話で盛り上がる
渋谷へ連れて行ってもらって どこでご飯食べてなんてよ~く覚えている
映画にも連れて行ってもらった(まことちゃんと翔んだカップル だって)
私のアパートにも泊に来たって
私は殆ど忘れていたけど 懐かしく思い出す
今考えてみると 私としんちゃんの年の差は10歳位
この歳になると大差はない
そして孫がいると言う 負けた!!!



そんなこんなで午前中で積み込み終わり
午後植えなくてはならないので一足早く失礼する
そしてこれから周りの石をきれいに外しておくから明日取りに来いと言う
アスファルトが付いてるのであまり欲しくはないけど
さすがにそうは言えない
「いいんですか? ありがとうございます。」

と言うことで 翌日の日曜日引き取りに行く
私より先に着いていて 積み込みを手伝ってくれる
私が
「今日、東京マラソンみたいですね。」って言うと
「えっ???? ヤバィ!!!」って 知らなかったみたい
ここの現場は埼玉県越谷市
親方達は ここから目黒区に帰る
交通規制や渋滞がありそう
急いで積んで急いで帰る
ゆっくりあいさつする間も無く分かれる

そうそう しんちゃんが一緒に写真を撮ろうって言う
親方の奥さんが 
「ひろちゃん元気だった??? 写真撮ってきてよ!!!」 って言うそうだ
ありがたい事だ
師弟関係 
これは買いたくても買えない
簡単には作れない
宝物だね  


Posted by ひがし at 17:42Comments(0)ひとりごと庭の解体

2024年01月01日

年の初めに思う事

新年のご挨拶をしようかと思ったけど
能登の地震と津波と火事のニュースを見てはおめでとうとはとても言えません。
年の初めにこのニュースはしんどいですね
被害が出来るだけ少ないことをお祈りいたします

今日は家で超のんびり
神棚、ご仏壇、氏神様に今年も普通でいいので
穏やかな一年でありますようにお願いしました
玄関の盾も一つ増えてにぎやかになりました

今年も宜しくお願いします










  


Posted by ひがし at 22:16Comments(0)ひとりごと

2023年12月31日

年の終わりに思う事

今日は雨上がりの午後から家の角にある松の手入れ
去年は暮に年が明けてからでもいいやと思いやらなかった
年が明けても結局出来なかった
今年は思った大晦日にやらなければ出来ないって
暮とか大晦日ってやっぱ特別な日なんだと思う




今年は11月から雨の日以外休みなし
こんなに仕事したのは修業時代以来
でも不思議と疲れていない
66歳たいしたもんだ(笑)

そして今年一番の出来事は
卓越した技能者県知事表彰を受賞出来た事
技能士会の会長から最初に電話をもらった時は
何ですかそれ????  って感じで
全く知らなかった
自分には縁のないものって感覚です
ただ自分は電話をもらった時点でもらえると思っていた
そした推薦から実際に受賞するのは簡単ではなかった
私が調べた限りでは
色々な業種百何十種の業種の推薦者の中から10人から15人を選ぶみたい
造園で受賞した人を調べるとビックネームばかり
それも皆大きい会社の社長
私のような個人経営の植木屋が選ばれるなんて奇跡
実査の受賞者をみると日立関係が9人
その他三菱、日本製鉄
私のような個人では結城紬の人が一人だけ
大体技能士会から推薦を受けること自体考えられなかった
私は役員でもないし
たいして目立つわけでもない
一度だけ石積みの講師を務めた事がある その程度

それに選ばれたことはもちろん嬉しいし光栄な事
実際に受賞して想うのは
こんな賞が欲しいから頑張ろうと思っても貰えるものではない
私はただ庭が好き
それが一番の受賞理由だと思う
庭を観に行くのはもちろん
講習会、ワークショップ等々
興味のあることはどこへでも行った
これもみんな庭が好きだからで
本当に好きこそものの上手なれ・・・ そのものだと思う

私は茨城弁丸出しの冴えないおやじ
私に依頼して初めて会った時に
このおやじに庭が出来るのかと思ったと言われた事もある
実際長年付き合っていたお客様でさへ
庭つくりを依頼され実際に施工中に
うちのわけしを 
神奈川の超有名な植木屋にいたんですよって紹介した
ただ そこにいたのは一ヶ月とは言わなかった
そしたらそこのご主人が彼のする仕事をとても気に入って
凄い、素晴らしいって連発する
全て私が指示、指導してやらせている事で比較的簡単な事
そして私が並べた縁石2本
その隙間が雨落ちになるので10cm位空けてある
その隙間を見てご主人が 「東郷さん、これわざとですか?」と聞く
私は???????
縁石の右側と左側で隙間が2,3mm違う
随分馬鹿にされたものだ
散々馬鹿にされた 最悪
それが先代から何十年も付き合ってるお客
尚更に腹がたつ

私の見かけが悪いせいかな
ただのどこにでもいる植木屋のおやじか
シルバー事業のおやじ位にしかみていない

あと
もう10年以上も前から参加していたボランティアグループ
その中に庭に特化したクラブが3年位前に作られた
私もそのクラブの中の一員だった
そのクラブを受賞後に辞めた
私が受賞したことを告げてから

そのクラブでも私の事はどこにでもいる植木屋か
シルバー事業の植木屋位にしかみていない
ってか植木屋なんて器用な素人と同じ位にしか見ていない
私のやってることなんか誰にでも出来る位の事を言われ
馬鹿にされた
もうだいぶ前に辞めるつもりだったけどきっかけがなかった
今回の受賞は辞めるのにいいきっかけになった  


Posted by ひがし at 23:17Comments(0)ひとりごと

2023年12月27日

程よく

今日も同じ現場
結構大きい現場なので もう今日で10日目
3時のお茶の時に奥様に言われた
「東郷さんは程よく手を抜いてくれるから助かります。」って
びっくりです
植木や庭の事など全く関心が無いと思っていたのに
よく見てるな~~~って
奥様はここのお宅の娘さんで庭は先代が造ったもの

なんか昨日こだわりなんてブログを書いた自分が恥ずかしい
確かに昔から比べるとかなり手を抜いている
昔は松の古葉が1本残っているのさへ気になっていたけど
今じゃ全然気にしない
届かない古葉なんか全く手つけづに残っている
刈込は全てバリカン
葉の柔らかい物はバリカンの後に刈込ハサミで軽く手直しはしているがその程度
お金を払うお客様の気持ちも考えなくてはいけないと思う

大体バリカンを初めて使った時も超忙しくて使ったけど
これで俺の植木屋人生も終わりだ・・・・なんて思った(笑)
今じゃバリカン無しの刈込みなんて考えられない
1軒だけバリカンは嫌だと言うお宅がありそこはハサミで刈っているが
結構しんどい(笑)
バリカン無しには考えられなくなった

私がまだここのお宅にお世話になる前に
他社が造った井桁を組んだ小庭がある
そこには元々四ツ目垣が作られていた
だいぶ弱ってきたので作り直してほしいといわれた
それもプラ垣で作ってくれと言う
その当時まだプラ垣は出始めで私は嫌いだった
竹垣は竹で作るから竹垣だろうと思っていた

それが今じゃ竹の竹垣を作って欲しいなんて依頼を受けると
プラ垣の方がいいですよなんて勧めている
それでも竹でとか言われると頭が固いな~~~なんて思う(笑)
ただ支柱はアルミを使わない
そこはこだわっている(笑)

まぁ 程よくこだわるのがいいね



他社が組んだ井桁
裏が正面になってるって突っ込まないで (笑)
石は伊予
いい石だね
  


2023年12月26日

こだわり

こだわりって本来は決していい意味の言葉ではない

今日の現場にモッコクがある
私はモッコクの剪定が大好き、超自信がある
モッコクって剪定の難しい代表みたいな木で
笑われてしまうけど日本で一番上手いって位自信がある
だから楽しくて手を抜けない
所が先日モッコクをバリカンで刈った・・・・
人手不足で超忙しくて間に合わない
私の中で何かが崩れた
絶対的な禁じ手

こだわりが少しずつ崩れていく
私のような地味な職人がこだわりを捨てたら
チコちゃんにしかられる
つまんねぇ奴だなーーーーーーー って
こだわりがあるから面白い
他の人と差別感がたまらない
それが無くなったらつまらない仕事だぜ

まだまだこだわりは色々あるけど
ひとつタガを外したら
あとは簡単に外れそう・・・
多分来年は普通にバリカンで刈ってると思う
もう元には戻れない

こんな事を言うと
そんな事どうでもいいじゃね~~~ とかって言われそうだけど
それがこだわりの本来の意味だし・・・・


こだわりって職人の気持ちとしては誇りだと思う
職人のプライド
大袈裟な話 こだわりを捨てるのはプライドを捨てるのと一緒
つまらない職人になっちゃのかな


  


Posted by ひがし at 21:34Comments(0)ひとりごと剪定

2023年11月26日

卓越した技能者茨城県知事表彰

11月24日に茨城県庁で
卓越した技能者茨城県知事表彰を頂きました
それも知事から直接頂きました

私にはとても無縁なもので
技能士会の会長からご連絡を頂いた時には
えっ それってなんですか? って感じで全く知りませんでした

過去に受賞した人の名前を聞くと
とても有名な方々ばかりで
大きな会社の社長さんばかりです
私のような個人経営の小さな植木屋が頂けるようなものではありません

とても光栄な事であり
今までお世話になった方々
支えてくれた家族ににただただ感謝です
ありがとうございました






  


Posted by ひがし at 18:15Comments(0)ひとりごとお知らせ

2023年11月23日

筑波山ゲートパーク

筑波山地域ジオパークの中核となる拠点施設で 旧筑波東中学校を先日見てきた
1階の展示スペース  つくばジオミュージアム
ここの什器が塗版築で作られている

実は塗版築でなく本物の版築で作る計画だった
それの制作を私に依頼があったのは一昨年
私が参加してNPOのメンバーの大学院生からその什器の話があった
ここの施設の制作を請け負う会社の担当と大学院生は同じ大学の卒業生でゼミも同じだったそうだ
その担当は版築をよく知らなかったが
大学院生が版築に興味があって私を担当に紹介してくれた
イメージは大地が隆起して地層模様の什器が出来たって感じ
そこに引き出しを作ったりしなくてはならなくて
かなり難易度の高い版築だ

ちょうどその頃にブラタモリで筑波を取り上げて
筑波の地層の話があった
筑波山からの岩盤の上に海からの層が堆積して筑波は出来ているそうだ
そのイメージで私の頭の中では出来上がった
面白いのが出来そうだ
かなり難しいけど面白味の方が上回る
引き出しとかも付けなくてはならないので施工方法を色々検討していた

その後請け負った会社のメンバーや市役所の担当や大学生と集まって
現地を見たり私の造った版築を見たりして
版築を色々話し合った

その後重量の問題が出てきて厚く造れない
一度は塗版築って案も出てきた
私には塗版築は出来ないので
私には無理ですと一度はお断りした
しかし 担当から 
私は東郷さんと仕事をしたいんですと言われた
そう言われては私も わかりましたやりましょうとしか言えない
薄いのはかなり難しいので種土を変える事にした
担当とメールで話あいながら私の中では完成した

その後担当から連絡がなくなった
設計に手間取っているのかと思っていたら
なんと なんと 転勤・・・・・
え~~~~~
担当は他の人になる・・・
なぜ?

新しい担当は塗版築にするつもり
以前の担当から現場で指導して頂けませんかと話があった
でも現在の担当からの依頼ではないし
余計な口出しをするのは失礼な話で
お断りしました

先日そのゲートパークが完成して一般公開しはじめた
どんなのが出来たか見てきた
いい感じに仕上がっていた
だけどこの不快感はなんだろう・・・・・
別にアイデアを盗まれたわけではないけど・・・・
不愉快・・・・





大きい会社って何を考えているのか
どんな事情があるのか私にはわからない
担当だって悔しいと思う
版築を提案した大学院生だって悔しいと思う
かなり難しい工事だったので
色々考えた それだけはプラスになったか
  


Posted by ひがし at 22:40Comments(0)ひとりごと版築

2023年04月08日

北山台杉

4年前から造っている庭
そこの植栽はモミジと北山台杉
その北山台杉を一昨日植えた

もっと早く植えたかったけど
ちょうどいいのが見つからない
今、人気があまりないようで少ない
予定よりは小ぶりになったけど
これを育てる事にした





杉を植えるにあたり
ご家族の心配は杉花粉
当然の事です

でも
安心して下さい はいてますから・・・
じゃなくて
安心して下さい 花は咲きません
北山杉は挿し木で育てるので
花が咲かないのです


この北山台杉は三重県産
これは悲しいかな園芸品種
本来の北山台杉は
杉丸太を切ってそこから芽吹いて育った丸太を垂木に使う
その材料をとる為が元来の目的
それを誰かが庭に植えた物

この台杉は
細いうちに切るので本来の目的とは全く違う
だから台になる腰が低い
もっと腰が高い方がいいけど
この細さだと低くしないとかっこう悪い
太くなった時の事は考えていない
なんとか腰を高くしたい・・・・

それの練習用に自宅にも3本植えてみた





答えが出るのに何年かかるのか
無理とは思うけど
楽しんでみよう
  


Posted by ひがし at 23:18Comments(0)ひとりごと

2023年03月10日

苔の勉強会

今日は午後からつくば市小田の古民家『華の幹』で苔の勉強会

先日 庭を造りたいとゆう話を頂き
そのメールを頂いた日には
私の頭の中では隅々までイメージが出来上がりました
それが苔の庭
そのイメージを話すと
シェフが苔の凄い名人と友達ですとの事
シェフは話が早い
その時に連絡して
今日の話がまとまりました

数々のTVに出演しているのでご存じの方もいるかと思います
『苔のおじさん』 こと山縣健志さんが華の幹に来る

私は午前中は仕事でしたが
急いで終わらせて向かいます

まずはシェフ特製のお昼を頂きました
A5ランクの常陸牛



スープ



デザート



最高 超美味しい
華の幹カフェ
まだ開店準備中ですが
苔の庭を眺めながら
こんな絶品お昼を頂けたら最高です


それから山縣さんや華の幹のメンバーと庭へ出て
苔と庭の話
山縣健志さん 苔アート作家
難しい人だったらどうしよう なんて思っていたら
初めから気さくな方で
苔の知識はもちろん 話がとっても楽しい
ここに前から気になっていた面白い石があるのですが
その石の使い方の素晴らしいヒントも頂きました

苔の話に戻すと
なんと華の幹に珍しい苔を発見



シシゴケ
とても珍しい苔だそうです
そう言われれば見たこと無いかも
そのシシゴケがそっちこっちに自生している
それをさっとガラス瓶の中に入れて苔アート完成



庭のプランもかなり出来上がり
自分的には最初にイメージした庭を造れます
ワクワクが止まりません
  


Posted by ひがし at 23:21Comments(0)ひとりごと

2023年03月09日

モミジの植栽

先日ネタですが
作庭4年目の庭
やっと植栽が始まりました
この日はモミジを4本植込み

ここのご主人もモミジが好きで
約20年前に畑に植えておいたモミジです
昨年、根回ししておいたのでまあまあ根の状態も良かったです



雪見灯篭に被さっているのは枝垂れモミジです
えって思うかもしれませんが
畑に植わっていた時に
周りを大きいモミジに囲まれて細くなり枝垂れられませんでした
後ろの2本は今でも結構大きいですがもっと大きくしたいです

庭を造る時はなるべく大きくなった木を植えたいです
出来れば苗木は植えない方がいいです
植え過ぎてしまいその後、密植になってしまいます
苗木でかなり隙間を空けたつもりでもまず狭いです

この状態の時に植木や植物好きなおばあちゃんが帰ってきました
「わざと斜めに植えたの??」って聞きます
この写真で見るよりかなりに斜めに植わっています
大抵の人はそう思うと思います

自然界においては真っすぐな木より
曲がった木の方が多いです
特にモミジは曲がった木が多いです

ここの庭では特に真ん中のモミジを大きくしたいので
両脇のモミジは当然曲がってきます
その状態を先取りしてます
5年、10年後を見すえた植栽です
  


Posted by ひがし at 22:50Comments(0)ひとりごと

2023年02月17日

42年

先日からお伺いしている現場
独立した翌年からお世話になっている
42年・・・
42年前をいまだに良く覚えている
かなり大きい現場だったし
やりがいはあった
下見の段階で 
殆どの木が刈り込み
周りを高い樫の生垣で囲まれ
その樫塀も分厚い
大木が多いので昼間でも薄暗い
木の下は笹で一面覆われていた
その為に
表側は緑がぎっしり隙間なし
裏側は殆ど枯れている
幹もかなり痛んでいた
裏側の樹皮はかなり剥けて 芯材がむき出し
特に高野槇とカヤが痛んでいた

全ての木を一旦透かして
光と風を通し
笹は全て刈り取った
樫塀は少しずつ薄く
それをずっと繰り返しいた
最近は現状維持と透かしで広がった木を少し詰め加減で剪定している

弱っていた高野槇とカヤは深い剪定を控えて
墨汁と日本酒で芯を守り
軽めの剪定で緑を多く残し
樹勢を回復させる方向で進めた

今日しみじみと見たら
樹皮がだいぶ復活してはいたがまだまだ
こうゆう育ちの遅い木は復活にも時間がかかる
でも上手く出来たものでこんな木は芯が堅い
芯が柔らかい木では樹皮が囲う前に芯が弱ってしまう







まだ当初から半分位が復活したのかな
完全に樹皮が覆うのにあと50年・・・かな
それだって私が引退して
次にこれらの木を剪定する人が
私と考え方が違ったら・・・
まっ そうならない事を願うばかり・・・

施主が代替わりしたら・・・
と 思う
  


Posted by ひがし at 22:59Comments(0)手入れ・管理ひとりごと

2023年02月02日

なぜ紫陽花が嫌いなのか

今日の現場は昨年からお世話になっている現場
紫陽花が好きなのか沢山植わっている
紫陽花って花が咲いている時はそれなりにいいとは思うが
後が悪い
花は落ちないで枯れてまでも付いている事がある
落葉時期も葉が黒くなって残っている時がある

奥さんかご主人がそんな紫陽花をぶつぶつに切っていた
去年 花の咲きが悪いと言うので
あまり切らない方がいいですよ とアドバイスしておいた
でも大きくなっちゃうと言われたが
我慢して下さいと伝えておいた

少し邪魔の所を切られはしたが
だいぶ我慢してくれた



変な所から切るとそこから下が枯れる事がある
そんな枯れ枝を元から切り
少し残っていた花柄や黒くなった葉を落とし
完全に直りはしないけど
だいぶ良くなってきた

紫陽花の咲く時期はテレビ等で取り上げられ
多くの人はその時期にしか気に留めない
冬の紫陽花は目に入らない
人間の目ってよく出来たもので
不思議なくらいに見えない

植木屋は冬の紫陽花もそれなりに見せなくてはならない
植木屋がきちんと手をかければなんとかなる
ただ勝手にぶつぶつに切られた紫陽花は直しようがない

紫陽花を植えたい人に少しアドバイスを
何本か植える時は思いっきり間を空けてください
こんなに空けていいのって位空けてください
それだって大きくなったらぎゅうぎゅう詰めになります
剪定はあまりしないで邪魔な所を切る程度
花柄を切るだけで十分です
ってか それ以上は切らない事です
  


Posted by ひがし at 21:56Comments(0)手入れ・管理ひとりごと

2023年01月20日

時代がのる

時代がのる・・・・
変な日本語だと思う
私はよく使う言葉で
古いものや苔むした様子
長い年月がかかって貫禄が出てきたもの 等々

昨日ネタですが
昨年暮れから剪定にお伺いしていた現場の五葉松
苔むしてきて
時代がのってきたって感じです



この貫禄が出るのに100年以上はかかる
日本庭園にはこんな重厚な木がやはり似合う
落ち着いた日本庭園になるには時間がかかる
一時代必要だと思う
植木屋って変な職業で
新品の物でなく経年劣化した物を好み
新しく造った庭でさへも経年劣化したようにみせる工夫をする
しかしそれは見せかけで本物ではない

苔寺って誰でも知ってると思いますが
造られてからおよそ700年
現在の姿になるまでには色々な事があったと思うけど
700年の重みは簡単には造れない、700年かかるんです
その苔寺に私が時々言う嫌いな草花や薔薇や紫陽花等を植えるだろうか
余りにも安っぽくて重みもないし、時代も感じない
ガーデニングとかに使うなら何の問題もないと思うし
そんな庭にはよく似合うと思う
私には全く無縁な世界だし興味もないし絶対に作らない

旧古河庭園をご存じだろうか
洋館と薔薇園のイメージ
そんな写真が多いのでそんなイメージの人が多いかも知れないけど
そこに7代目植治の造ったとても大きくて素晴らしい日本庭園がある
あの棲み分けは見事だと思う

紫陽花寺の名で有名な鎌倉の明月院
紫陽花の時期にだけTV等でで放送されたりするので
紫陽花のイメージが強いけど
奥へ行くと見事な日本庭園がある
ここの棲み分けも見事だと思う
今ひとつ気になった紫陽花が咲いていない時期や落葉時期はどんなだろう
ふと見てみたくなった・・・

適材適所とゆう言葉があるけど
大事だと思う
  


Posted by ひがし at 23:10Comments(0)ひとりごと

2023年01月19日

プロの仕事??????

去年の暮れに終わらなかった大きい剪定の現場
今日 午前中で終わり
午後は3年前から造っている造園現場へ鉄板の引き上げへ
駐車場の土間コンを専門屋さんに打ってもらうのに
門から板石を敷いたので
ミキサー車が載っても大丈夫なように鉄板で補強していたもの

土間コンは特別何の注文もなく専門屋さんにお任せ
面積が広い為にとても私には出来ないので
庭の勾配を私が全て合うように板石で作っておいた
それに合わせて打ってもらえればそれだけでいいと思っていた
随分模様を作って工夫を凝らして打ってくれた
玄関までを洗い出しで打ってくれた・・・・
鉄板は私が敷いたまま
ああ~~~~~~~~~~~ 嫌な予感・・・・・
案の定 嫌な予感的中
鉄板を上げると
その下は
流したモルタルで板石は真っ白
それも厚い・・・・

道具も何も無いので持って行ったバールで少し叩いてみる
当然簡単に割れるわけもない
なぜこうなる事がわからないの??????????????
信じられない・・・・・・・・・・・
素人だってわかるレベルの話・・・・・・

誰が洗い出しを頼んだの
誰も頼んでいない
ただの自己アピール???????
へたくそって自己アピールだろう・・・・

補強の為に敷いた鉄板が逆効果????
いいや 違う
洗い出しのモルタル水はその時に流さなかったら流れない
板石の上をモルタル水を流しただけでもう取れなくなってしまう
そんな事も知らずに洗い出しなんてするな!!!!!!
それもその洗い出したセメント水は側溝へ流したのだろうか??????
それってまずいと思うんだけど・・・・・

このレベルの人に鉄板の補強をしないで任せたら
何の補強もせずにミキサー車を載せ
板石を割られたかもしれない
それを思えば良かった・・・・

と     しよう 笑
てか     するしかない
参った



そういえば だいぶ前だけど
犬走りをコンクリートで打つにあたり
筑波石の沓脱石を据えてくれとの依頼があり据え付けた
そして土建屋さんが生コンを打ったんだけど
沓脱石の上にコンクリートを大量にこぼして
それをまたご丁寧に拭き取ろうとしたのか
かなり広いコンクリート跡が残っていた
タイルじゃねえよ・・・・ 
拭いたって取れない・・・・
こんな事を平気でするんだよね・・・・ 
  


Posted by ひがし at 22:26Comments(0)ひとりごと

2023年01月01日

年の初めに思う事

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
穏やかな年明けで
こんな穏やかな一年になってほしいと思います。

今年は4日から仕事を始める予定で
そんな早い仕事はじめは植木屋人生47年で初めて
気力・体力が衰えていくのが自分でもわかる

しなくてはならない現実

今、自分に何が求められているのか?
今の自分に何が出来るのか?
今の自分にしか出来ない事があるのではないか・・・・

あると思う・・・・

手を抜くと言う言葉がある
いい意味ではないと思う

決して悪い言葉ではないと思う
全てに力を入れて全力投球ではもたない
力を抜いていい所では抜くべきで
そこのメリハリが技術ではないだろうか

例えば石
私は石をきちんと据えようとは思わない
放り投げたような石組が理想だ
ただこれは一つ間違えればただのへたくそ!
なら一か所でいいからきちんとした石積みをする

剪定もそう
私はモミジや落葉樹を出来るだけ切りたくない
フェイスブックに日本庭園とゆう公開グループがある
そこで京都の紅葉の写真をアップした人に
ある人が聞いた
「京都のようなモミジの剪定を植木屋さんにお願いしているのですが、私の思う姿になりません。」て
聞かれた人がなんとかかんとか言っていたけど上手い答えが出ない
何回かそんなやりとりがあった
そこで私が
「何もしない事です。」って書いたら
話がそこで全て終わってしまった
空気を読まない私の発言が場を凍らせてしまった雰囲気
はっきり言ってこれを理解できる人がどのくらいいるのか
素人に理解しろって言っても無理な話
プロでも酷い剪定をしている人が多い
ってか殆ど

私の技術を後世に伝える・・・・
なんて言ったら
おこがましい話だけど
伝えてはおきたい
それをその人が実行しるかしないかは自由
ただ選択肢は増えると思う
それが世に認められるか認められないかは別
人がどう思うと関係ない
自分の道を生きる
たとえそれが逆風でも関係ない
まだまだ逆風に向かって進む
それが私の最後のモチベーション



逆風ならぬ逆光に立ち向かってみました(笑)
  


Posted by ひがし at 13:33Comments(0)ひとりごと

2022年12月31日

年の終わりに思う事

今年もあとわずか
何とも慌ただしく今年も終わろうとしている
こんなに仕事をした12月は久しぶり
忙しいのはありがたい事だけど
12月中にやらなくてはならない仕事がまだまだ残っている
年金を頂く歳になった男には厳しい暮でした

恥ずかしい話だけど
忙しいを理由にもっこくを刈り込んでしまった
初めてだ
もっこくは私にとって拘りのある木で
修業時代 会社からの帰り道目黒区自由が丘の高級住宅地の街の中を
自転車であっちの道こっちの道を走り他の植木屋さんの仕事を見ながら帰っていた
そんな中に物凄く綺麗なもっこくがあった
暫くその家の前を帰り道に選んだ
会社の先輩達の剪定と全然違うもっこく
そのもっこくの姿を頭の中に描きながら剪定してみた
それに近い剪定が出来るようになった頃
私の植木屋としての自信もついた
こんな事を言うと笑われてしまうけど
その後私よりもっこくの剪定の上手い人を見たことが無い
それが私の誇りでもあった
それを刈り込んでしまった
大袈裟な話と思うだろうけど
私は私の植木屋としての誇りを捨てたとまで思った

数年前にも超忙しい暮に絶対に使わないと決めていたバリカンを
使ってしまった・・・・
あの時も誇りを捨てたと思った
今ではバリカン無しの世界は考えらない

その頃から植木屋の老化は始まったのだろうか・・・
でもそれはいい方に考えよう
変なこだわりを捨てて熟成した・・・


自宅の庭を数年前から造っている
今年は全く作業出来なかった・・・
気力が無くなる前に完成させたい・・・


  


Posted by ひがし at 22:54Comments(0)ひとりごと

2022年12月01日

植木屋の手が変わる

京都のフェイスブック友達の植木屋さんが
今日 ある有名庭園の管理について酷いってフェイスブックにアップした
アップした写真を見ただけで
えっ!! って思えるほどの酷い管理
剪定と言うより伐採に近いような超思い切った剪定
ある事情で植木屋が変わったそうだ
どんな事情かはわからない
しかし あれでは酷すぎる
施主から強剪定の指示があったのか?
いやいや仮にあったとしても
それは止めた方がいいって言うべきだと思う
一言でいえば
余りにもレベルの低い植木屋に依頼してしまった

手が変わると庭も変わる(東造園迷言集より)
今の現場で今日は五月の刈込をしたけど
その刈込だけでも手が変わると全然別の庭になってしまう
もみじなんかもその典型だろう
全く違う庭になってしまうだろう
ここの庭のモミジは全て実生
それも殆ど剪定していない



京都の話に限らず
施主がどう思っているのか
植木屋はどこに依頼しても同じと思っている人が多い
京都のその庭園の施主もそうじゃないのかな
と 私は思う
植木屋のレベルってピンキリで物凄い差がある
私の仕事とシルバー事業の仕事を同じと思ってる人さへいる
シルバーより値段が高いっていう人さへいる
冗談じゃねえよ
じゃシルバーにやってもらえって話です
ただ何もわからない人には同じに見える
そうゆう人を相手にしていても時間の無駄です

今剪定作業に行っている現場
そこのご主人が言ってくれる言葉がありがたい
「東郷さん、無理するなよ。身体を大事にしろよ。」
「東郷さんの造った庭だ、好きなように管理してくれ。」
「東郷さんがいなくなったら この庭は終わっちゃよ。」って
私もこんな大きな庭を造らせてもらって
管理も好きなように任せられてもらって
ありがたいです
庭ってそうゆう物だと思う
造ってからもずっと管理する
造園と管理は一体です

ただもう一ヶ月近く作業しているけど
全て任されているが
全て丁寧な仕事をしている訳ではない
抜くところは手を抜いてる
ってか急所だけしか押えていない
大きい庭ってそれでいいと思う
そうしないととんでもない手間賃がかかってしまう


京都の名園となれば歴史が違いますから
造った人と管理する人は当然違う
ただそれでも庭の心を知って管理が出来る
それが出来てはじめて庭師と言えると思う
私は自分を庭師なんてとても言えないし
そう言えるレベルにもなっていない
しかし いつか庭師と言えるレベルになりたと思う  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)手入れ・管理ひとりごと剪定

2022年11月17日

松に始まり松に終わる

この格言は聞いた事はあるけど
多分盆栽の話かな?
今日の現場のご主人が言っていた





この現場に初めて入らせてもらったのは独立間もない頃
42,3年前
今の庭と全然違う
一体何回庭を造り直した事か
多分私が関わった時の木で残っているのは
逆光で黒くなってしまった槇の木とその脇の赤松と1枚目の写真の五葉松くらいかもしれない
ご主人は元々松が好きでとてもいい松が10本位あったと思う

それがある理由があって庭を半分解体する事になり
その時にご主人が思い出深くて切れなかった赤松と五葉松以外の松は全て伐採
その数年後にまた解体した所に庭を造ることになり
当初は松は植える予定はなかったけど
材料屋さんを見にいったら
やっぱり松がいいな~ って事で

松に始まり松に終わるって事 
最近 松の人気はないけど
確かに松はいいなと思う
  


Posted by ひがし at 23:06Comments(0)日々の仕事ひとりごと剪定

2022年10月09日

北側のつつじ

腰を痛めてここ暫く休んでいます
だいぶ良くなりましたが 現場に出るのはまだきついです
色々書きたいブログネタは多いのですが少し書こうと思います

先日のブログ『毒虫』で書いた北側のつつじの植栽について
それと殆ど同じ現場がありました
そこは新興住宅地の中で
数年前に剪定にお伺いしたお宅から
チョット自分では手に負えなくなったので剪定してほしいと春に依頼されたのですが
半年過ぎて先日剪定してきました

そこは真北につつじが植わっています
生垣の下で家も『毒虫』のブログの家より近いです
そこのつつじに全く問題はありません
本ではつつじは陽樹のくくりです
本を書いている殆どの人は残念ながら現場の人間ではありません
誰か有名な学者さんが書いた文献をみて陽樹としているとしか思えません
最初に有名な学者さんが書いたのがまかり通っているのかと思います



ここの住宅地の生垣はネズミモチに統一されています
ネズミモチ・・・・かよ~~~~って感じです
ネズミモチは強い木ですがもうこれからの時期は芽は出ないので
強剪定は出来ません
道路にあまり出したくないので横は強めに切るしかありません
その分天端は軽めに刈り込んでいます

今から40年以上前
私の修業時代の東京で実はこのネズミモチの生垣ってとても多かったんです
私のバイブル的な書である上原敬二先生の本の中でネズミモチを大絶賛しています
その影響なのかと思います
しかしネズミモチは華もなく とても地味な冴えない木です
だんだん紅カナメモチの人気が出てきて
いつの間にかネズミモチの生垣は無くなってきました
紅カナメモチも病気に弱くて段々無くなっていきますが・・・

ここの住宅地の全体的な設計は某有名大学の造園科の教授です
昔のネズミモチのブームと衰退を知らないのかと思います
ってか 上原敬二先生の本を読んでなのか
歴史は繰り返されます

私的にはカシや金木犀の生垣とかと比べればいいですけど
余り好きではありません
何年か前にあるガーデンデザイナーの仕事をした時に
彼はネズミモチ大好きだと言います
ってか彼の生垣は凄いです
ネズミモチ・金木犀・カシの混ぜ垣
その中になんとタブノキまで植えます
それもギッチギチ
はっきりいって出来上がった時の事しか考えていません
その後はどうなってもいいとしか言いようがありません
こんなに植えていいんですか?? って尋ねると
いいの いいのって言います
今どうなっているのか???
凄いことになってると思います
彼とは今は全く付き合いがありませんが
いまだにあんな生垣を作っているのでしょうか???

話を戻しますが
ここのお宅は旗竿地です
はっきり言って庭も狭いです
家の前3m位の幅の庭
それと旗竿の竿部分が2.5m位の幅
そこに植栽されてます
それもエゴノキ・ヤマモモ・シマトネリコ・姫シャラ・ソヨゴ・ネズミモチ等々
考えられません・・・
この5倍の面積の庭が必要です





上の2枚の写真はエゴノキの剪定が終わった所です
剪定前の写真は撮り忘れましたが
凄かったです
エゴノキも余り切らない方がいいです
前に剪定したときに一番太い幹を元から切り
そこから出たひこばえで作り直しましょうと言ったのですが
そのひこばえは毎年全て切っているそうです
・・・・・
今回のような強剪定をすると
胴吹きと徒長枝がたくさん出ますが
どうにもなりません
その場しのぎの剪定しか出来ません

しかし
その剪定を見た
お隣の奥様が
「あなた剪定お上手ね~ うちのも剪定して頂けませんか。」と言われました
でも先客が閊えているのでお断りするしかありません
後日反対側のお隣からも電話を頂きました
「うちの剪定もお願いしたいのですが・・・」って
断るのは忍びないのですがお断りするしかありません
毎年行っているお客様が優先です
これは絶対外せない私の信念です
  


Posted by ひがし at 22:52Comments(0)手入れ・管理ひとりごと剪定

2022年09月26日

小百合

先日なにげなくTVを見ていたら
80歳台の人が選んだ人気芸能人ランキングってのがやっていた
2位が上白石萌音(朝ドラ「カムカム・・・・」の影響)
8位には岸恵子がランキング
あとは若い人たちがランキングされていた
そして1位が予想通りの吉永小百合
納得の1位です
控えめに出過ぎず
かといって存在感がとてもある
とても魅力のある名女優だと思う

今日、私が書きたいのは百合の花(前振りが長くてすみません)
以前 私は薔薇と紫陽花は植えたことが無いと書いた
そのほか草花とかもほとんど植えたことが無いし
植える気もない
最近のガーデニングの本とか見ると
下草を植える植える
草花はもちろん
立ち上がらない地を這うゆな木も植えている
私は嫌いだから批判的な事を書いてしまうが
あれって庭が仕上がった時が頂点
後の管理は超難しいと思う
素人が楽しんで管理出来るのがガーデニングだと思うけど
あれは素人では管理出来ないと思う
プロでも難しいんじゃないかと思う
脚立も立たない
足も踏み入れられない
ハッキリ言って後の事は考えていない
昔、超有名な庭師が言ったそうだ
雑木が大きくなったらどうしますかって聞いたら
切って植えかえればいいだろう・・・・って
それと同じ 植えかえればいいだろ・・・レベルの話になってしまいます(笑)

薔薇と紫陽花の事でなぜ私は植えないのか理由は書かなかった
あえて今書けば
薔薇は主張が強すぎる 
花が鮮やかで綺麗すぎるので目立ちすぎる
そして棘が嫌い
庭に植えては邪魔
薔薇だけ植えて薔薇園にすればいいのにと思う
紫陽花は はっきり言って嫌い
割と大きくなるのに切ると花が咲きずらくなる
庭の邪魔をする
いいのは花の時だけ
私はその花も嫌い、額紫陽花だけは花は好き
百歩譲って植える場所次第ではいいかもしれない

そんな花嫌いな私が唯一庭に植える花物が百合
百合でもカサブランカは嫌い
主張が強すぎる
余り大きくならない百合
私は勝手に小百合と呼んでいる(ここでやっと繋がった)
百合を好きな人は百合根を大きくするために花が咲き終わっても切らない
葉で養分を作り百合根を大きくする為に
私は大きくしたくないから早めに切る
木の剪定をする時も遠慮なく元から切る
そうゆう点でも自由が利く
何よりも一番庭の邪魔をしない
一本真っすぐに伸びるだけで枝を張るわけでもないので陰も作らない
控えめな花の色も好きだ
私の自宅の玄関前の庭に小百合をだいぶ前に植えた
一時かなり増えたけど
除草剤をかけていたのでかなり枯れた
今 何本か残っているのをあえて切らない
種が散るのを待っている
そしていつの間にかまた増える
あえてここに植えようとかって全く考えていない
(通路に出たのだけは掘っているけど)
それくらい邪魔をしない



昔の日本庭園ていうと主木 主石なんて言ってそれに添える木や石って感覚だった
今の私は全くそうゆう感覚は無い
別に主役なんていらない
皆脇役でいい
主張しない木が何気なく植わっている、何気なく石がある
そこにはやっぱり控えめな花がいい
そんな庭が好きだ
そんな私の感覚は80台が選ぶ吉永小百合と同じかもしれない
20代に好きな庭
40台に好きな庭
60台に好きな庭
当然の事だけど違う
今の私の感覚で庭は造る
  


Posted by ひがし at 22:20Comments(0)ひとりごと